哺乳類のフィールドサイン観察ガイド

  • 文一総合出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829911815

感想・レビュー・書評

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  • 【まとめ】
    ●フィールドサイン = 足跡(プリント/トラック)、糞(棒状/塊状/俵/丸/小さいなど)、食痕(堅果/球果/葉・茎・枝)、ぬた場、獣道、ねぐら/巣、角研ぎ痕/爪痕
    ●足跡 = 指行性(4本指、狐・狸・犬・猫)、蹠行性(5本指、熊・猿・鼬・貂・白鼻芯など)、蹄行性(蹄、猪・鹿・氈鹿)、跳躍性・小さい・目立たない(土竜・野兎・栗鼠・鼯鼠・鼠など)
    ●ぬた場や巣材はダニがいるので近づかない

    【感想】
    足跡の基本分類を押さえたうえで、それぞれの動物のいちばん特徴的なサインをまず覚えるのがポイント。神書。

    【ノーツ】
    ・ハンター歩き
    ・クマやムササビは生態改変者
    ・リスの網膜=錐状体=昼 ↔ ムササビの網膜=桿状体=夜
    ・冬眠(体温≦5℃)≠ 冬ごもり(体温≒平温-5℃)、クマは冬眠ではなく冬ごもり(音や匂いに反応して目を覚ますことも)

  • 鉄腕ダッシュでリーダーが、イノシシの痕跡をこの図鑑で同定しとった。
    ダッシュではいっぱい図鑑を紹介してくれますね!
    (まっきー)

  • 野外で見つけることのできる哺乳類が残した「跡」のガイドブックです。それぞれの動物について、足跡・食痕・糞・巣などが記載されています。こういった「跡」を見分けることで、どんな動物がここにいたのかがわかるわけです。直接哺乳類を見ることは慣れないと難しいですが、跡をたどることは誰にでもできます。
    野外で動物たちの行動を想像して楽しむ時に役立つ本です。

  • これはなかなか面白い、おもわず野生動物のフィールドワークにいざなわれる。

  • 写真が豊富で良い。
    熊谷氏の絵と口調がもっと慎重であれば、さらに良い。
    クマの冬眠穴写真の穴位置がエラーらしいので、訂正が希望される。

  •  フィールドサインの本は、「フィールドガイド足跡図鑑」を持っているが、野外で野生動物を観察するこつはこちらの本のほうがわかりやすい。足跡は外側のほうが深くつくので、それで右足と左足の区別がつく!なるほど。今度確かめてみよう。

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著者プロフィール

1954年、宮城県生まれ。学習漫画家。里山の動物観察会、講演会を開催するかたわら、ニホンカワウソを追い続ける。日本野生動物観察指導員。著書に『動物の足跡学入門』(技術評論社)、『身近に体験!日本の野生動物シリーズ』『チンパンジーはいつか人間になるの?』(偕成社)など。この本が178冊目。

「2023年 『哺乳類のフィールドサイン観察ガイド 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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