主任の一ノ瀬さん (1) (まんがタイムコミックス)

著者 :
  • 芳文社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832253674

感想・レビュー・書評

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  • あくまで、私の中で最高位の四コマ漫画家は、誰でもなく、『私設花野女子怪館』のももせたまみ先生であるが、むんこ先生と植田まさし先生が“巨匠”と呼ばれても違和感のないレベルに達している事は理解している
    そんな両先生が絶賛し、帯に“次世代エース”と冠されるだけあって、楯山先生の四コマ漫画には、ありきたり感や薄っぺらさはまず無い
    表紙をピンで飾る事が出来るだけあって、主役の一ノ瀬主任のキャラは相当に強烈
    お酒が大好きで毎度、滝田課長の胃に孔を開けかけているけど、仕事が凄まじい強運も含めて優秀ってOLってキャラは、現実的にいそうだからこそ、四コマ漫画の主役になると非常に面白く感じるのだろう
    会社のトップである会長と、マブダチ関係を築いちゃっているトコも面白い
    そんな一ノ瀬さんを取り巻き、振り回される滝田課長、小川ちゃん、岸さん達の個性も、彼女と比較したらインパクトは弱いが、それでも印象には十分に残るモノを発しているので、一ノ瀬さんがどれだけ暴走をしても、全体的なバランスが意外に保たれている
    一ノ瀬さんの勤務態度は反面教師的ではあるが、常識に囚われていないからこそ大口の契約を結べる事実を考えると、社会人として成功する秘訣を、この作品から学べる可能性は低くない
    一ノ瀬さんと同じく主任を任されている読み手、一ノ瀬さんのような部下を持っちゃっている課長、一ノ瀬さんのような先パイの下で励んでいる新人さんは、得るモノがあるのではないか
    印象に残った回は、営業課の面々がBBQに行く回。仮に、私が同じ状況に陥ったら、他の家族に声をかけるような大胆さ(・・・図々しさ?)を発揮して、質の高い物々交換を達成できるか、今イチ、自信はないなぁ
    また、「もしもシリーズ」や「新入社員の小川ちゃん」も本編が面白いからこそ、余計に面白可笑しい
    今後、このまま、会社のドタバタ劇を続けるのか、それとも、ラブコメ要素も混ざってくるのか、楽しみだ
    この台詞を引用に選んだのは、毎度、人に助けてもらっている一ノ瀬さんが言うと、妙な説得力があるな、と思ったので。人を上手く助けるのも才能だが、人に上手く助けてもらえるのも才能であるのは間違いない

  • 久し振りの当たりや!
    なかなかおもしろいですが、釣りバカ日誌を連想しちゃうのは僕だけ?!

    一ノ瀬さんもですが、
    なにより滝田課長が良い味出してますよね。
    ちょっと似てるのが悔しい。。。

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