ローカル女子の遠吠え (4) (まんがタイムコミックス)

  • 芳文社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832257214

感想・レビュー・書評

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  • 都市部にいる限り、ここ数年で人権意識的なものは結構変わったように思う、たとえばトイレの性別の表示に特定の色を使わなくなったり、ローカルはそうでもないのかしら。

  • 今川復権ネタが…!!

  •  メディアで取り上げられる機会もあったようで、ますます勢いに乗る静岡ローカルネタシリーズの第四弾である。
     今回もまたネタを摘要すれば、「富士山ナンバー交付対象地域は静岡・山梨2県」「駿河湾に富士山を鎮めると頭だけピョコッと出る感じ」「からみもち」「ようかんぱん」「豊橋って静岡県じゃないんスか⁉」などなど。
     他にも「静岡県内に日本の分かれ目があんの⁉」「浜松人は場所の説明に東西南北をよく使う」「校歌の歌詞に絶対「富士」が入ってたよね?」「国産紅茶発祥の地も実は静岡」「サッカー王国静岡」「リフティングを体に刷りこまれる県民」「東海三県は愛知・岐阜・三重」「静岡県にはお茶を飲ませる条例がある」とそんな具合にネタたちが盛り込まれている。
     ただし、今巻はよりキャラたちの生活、20代からアラサー世代を生きる彼らの話がメインディッシュの印象もある。マイルドヤンキーについてや秋津さんにスポットを当てた話などは典型だろう。

     今回も楽しく読ませていただいた。星四つ半相当と評価している。

  • 世辞でも何でもなく、本気で思っている
    瀬戸口先生なら、さくらももこ先生が亡くなった事で出来た穴を、遠くない内に一人で埋める漫画家になる、と
    これだけ、静岡への愛を、四コマ漫画に詰め込んでいるのだから、それくらいの存在になって貰わないと、むしろ、ファンとして困ってしまうのだ
    これだけ、静岡の事を深く広く調べるのは、結構、大変だと思う
    瀬戸口先生本人と、担当さんで手分けして取材しているにしても、それにしたって、楽じゃないはずだ
    けど、その苦労を全く感じさせず、読み手を楽しませる事だけに力を、瀬戸口先生が傾けてくれているのは、本当に嬉しい
    絵やストーリーが面白いのは勿論だが、この『ローカル女子の遠吠え』で、最も特徴的なのは、キャラクターだろう
    クセが弱い登場人物が、一人もいないのに、作品がメチャクチャになっていないのは、瀬戸口先生の、キャラの個性の混ざり具合、そのバランスを取る力が高いからじゃないだろうか
    ヒロイン・りん子の個性が一番に強いのは言うまでもないけど、彼女の存在感に、雲春やハッチが霞まされていないのは、結構、凄いことだ
    面白い人間関係の描き方を、勝手ながら、個人的に学ばせてもらっている
    クドさすら感じさせるキャラの好い魅力を、他のキャラと絡ませる事で引き出す
    簡単なようで難しい事が、瀬戸口先生の作品を読んで、ちょっとずつ出来るようになっている気がする
    個人的な野望ではあるが、小説家デビューし、自分の本が書店に並ぶ時が来たら、自分のプロフィールが掲載される部分に、「静岡在住」としぞーか人にしか通じないエピソードを書き記したい
    今後、どんな、静岡人すら知らなかった、静岡のネタが紹介されるのか、楽しみ
    同時に、りん子と雲春が、本当に、恋のハリケーンに巻き込まれるのか、そこも期待している、次巻に
    芯があるのは良いけど、太すぎて融通が利かないりん子と、良く言えば飄々、普通に言えば掴みどころがない、オブラートを破ればスカスカな男の雲春は、人間的な相性は、さほど、悪くないように思う
    計略に長けた蘭子さんが、娘の油断は見逃さず、遠慮なく、そういう空気に持って行こうとする点が面白い
    りん子は今まで以上に気を付けていないと、翌朝、雲春が隣にいるって状況に、蘭子さんの手によって運ばれてしまうかもな
    あと、気になる点は、ハッチである
    未だに心が傷付いてしまっている彼女の目にいつか、光がしっかりと宿って欲しいもんだ
    ついでに、秋津さんにも春が来たらいいな、とは思うが、そうなると、独身を拗らせ、ストレスを料理で発散するって、彼女のキャラが弱くなっちまうかな
    いや、この人の場合、交際出来るようになっても、ちょっとした事でストレスが積み重なって、更にレベルの高い料理に励んじゃうだろうな
    どの回も面白いが、あえて、ここで自分の好みを全開にさせてもらえるのならば、第九話
    バレンタイン回ってのもあるが、女性陣の青春が真っ盛りの時の姿が描かれてあるのは嬉しい
    この台詞を引用に選んだのは、その通りだ、と思ったので
    自県の自慢は、ランキングに変遷が起ころうとも揺るがない
    静岡のお茶こそが、一番だ!!

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