アイヌ絵を聴く―変容の民族音楽誌

著者 : 谷本一之

• 北海道大学出版会 (2000年3月25日発売)

作品紹介・あらすじ

江戸 ・幕末の北辺関係史料に見られるアイヌの芸能（音学や舞踊）に関する図像や文書記録を，アイヌ の人々が伝承してきている現代の音声 ・映像資料と対応させて，アイヌの芸能の時間的変化の過程を検証する．北方諸民族の芸能との比較に基づき，アイヌ文化の変容を具体的に分析 ・解明，現代に伝承されるアイヌ文化の座標軸を定めることをめざした「アイヌ芸能資料集」．収録図版300枚，付録としてアイヌ民族音楽のＣＤを添付．第54回毎日出版文化賞受賞．

感想・レビュー・書評

[yuttimonさんの感想 · 2020年1月20日]

アイヌの芸能，音楽と踊りに関する絵の紹介と解説がされている。楽器を演奏している絵があるので、雰囲気が分かりやすくなっている。

[kaizenさんの感想 · 2012年10月29日]

アイヌの芸能，音楽と踊りに関する絵の紹介と解説。
高価なので図書館などに購入してもらうとよい。

CDの中身の一覧は
http://researchmap.jp/jo49sfcne-1833293/

文字だけの情報はなかなか掴めない。
楽器を演奏している絵があるので、雰囲気が分かる。

動画は，「世界民族音楽大系1　北・東アジア篇」に踊っているもの，イヨマンテの貴重な映像があるので，見るとよい。愛知県アートライブラリで所蔵していた。
動画でたっぷり見た後だと，映像がなくても，姿を思い出しながら聴くことができるかもしれない。

著者プロフィール

北海道立北方民族博物館長


「2006年 『ヒグマ学入門 自然史・文化・現代社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」