私が絶望しない理由―激白。あの有名人9人の土壇場、修羅場、正念場

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833418676

感想・レビュー・書評

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  • 安宅さんが尊敬するマッキンゼーの師匠がどんな方か知りたく読んだ。

    状況をどう捉えるかは、小さい頃のものの見方がベースになってるんだろうなと感じた。
    特に突破型の人は、目標以外のものを捨てる力が強い。

    が、結構思うのが、この世代の成り上がりのかたって小さい頃の経済的な状況、家庭的な状況がバネになってる(と安易な一括は良くないが)人が多くて、あんま自己投影は出来ない。

  • ♥︎人間の生き方には、社会的地位や役割に価値を見出し、その獲得を目指す、『外面的世俗的生き方』と、自分自身の充足感を目指す『内面的精神的生き方』の二つがある。

    ♥︎愛し、愛される能力の高い人は、概して自分への評価が高く、自分への不信感がなく、よほど辛い目に遭わない限り、他者を信頼し、自分を助けてくれる人だと考える。

    ♥︎人生で遭遇する困難は、人生の雨。ストレスに対処する能力の高い人は、どんな雨が降ってきても、うまく傘をさせる人。

    著名人9人が人生のピンチをどう乗り越え、生きる力をつけてきたかに迫る本書。

    心理学的、社会学的な見地からさまざまな分析がなされていて、読み応えがあり、面白かった。

  • 9人の著名人へインタビューし、人生での修羅場体験を振り返ってもらい、そこからの学びを導く内容。単なるサクセスストーリーにとどまらず、幼少時代の体験などを細かく聞き、その人の人格形成につながったであろうエピソードなどを、掘り下げていくインタビューは読み応えがあった。

    でも、そういった個別事例を分析するのはすごく難しいことだと思うし、250ページ程度の本で9人分を描ききるのは大変なことだろう。そういった面で、河合さんの分析には消化不良感や腹落ち不足を感じたところもあった。

    個人的に面白かったのは、たかの友梨さんと鈴木亜久里さんかな。

  • 波乱万丈な人生を歩まれている方々なので、説得力がある。
    話が具体的で、迫力満点でそれだけで十分におもしろいので、正直、河合 薫さんの解説はなくてもよいと思った。

    特に、鈴木亜久里さん、中村紀子さん、清宮克幸さんの話が印象の残った。
    鈴木亜久里さんは、何十億という資金調達のプレッシャーがあるにも関わらず、ひょうひょうとしており、人生を楽しんでいるところがいい。
    中村さんは、ご主人のご病気で働かざるを得なくなり、いろんな人に助けられつつも、次々と新しい扉を開いていく姿勢がすごい。
    清宮さんも、シンプルに、迷いなく自ら選んだ道を突き進んでいく。

    この3人に共通しているのは、きっかけは何であれ、自ら選んだ道を、覚悟をもって突き進んでいるところかなあと思う。その姿勢が潔くかっこいい。

  • 健康社会学者アーロン・アントノフスキー と心理学者キャロル・D・リフの話は興味をそそる。 作者はアナウンサーとして、著名人の意見を集約している紹介本。 ただし河合薫さんは帰国子女のスッチーで、もともと絶望するような環境の人ではないだろう

  • インタビューの内容は面白い。
    それに対する分析は、理論好きな人にはいいのかも。

  • 河合薫の考え方の基本が全て入っていると思う内容だった。

  • 様々な自己啓発本に書かれている内容のケース・スタディ的内容ですが、本人の語り口調で書かれているので、実感が湧きます。

  • 絶望しないためには、①忘れる、②慣れる、③寝る。

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著者プロフィール

健康社会学者(Ph.D.)、気象予報士
東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。その後、東京大学大学院医学系研究科に進学し、現在に至る。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。

「2020年 『コロナショックと昭和おじさん社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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