愛ゆえに別れて (ハーレクイン・ロマンス 1269)

著者 : ヘレン・ブルックス 上木治子

• ハーパーコリンズ・ジャパン (1996年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[mさんの感想 · 2011年3月6日]

結婚後病発覚失踪ﾋﾛｲﾝ

[4everさんの感想 · 2010年9月9日]

こうするしかなかった、彼を愛しているから。エイミーは、幸せな結婚から僅か数ヵ月で何も告げず夫のもとを去った。

[oatuinoさんの感想 · 2009年3月18日]

こうするしかなかった。彼を愛しているから。どちらにしても彼を傷つけることはわかっていた。でも、このほうがまだ傷は浅い―わたしを忘れるほうが。信じられないくらい幸せな結婚からわずか数カ月で、自らの恐ろしい運命を知ろうとは、エイミーは思いもしなかった。悲惨な未来に、愛する夫ブレードを巻きこむことはできないと、何も告げずに彼のもとを去って、はや三カ月。運命の残酷さを思うと押しつぶされてしまいそうになるけれど、静かないなか町でのつつましい暮らしは、ささやかな安らぎをくれた。だが、ブレードは彼女を見つけ出した。彼はエイミーの前に姿を現した。復讐に燃えた瞳で…。

病気だと思い込んでヒーローから離れたヒロイン。せめて自分で医者に掛かるくらいの分別があれば。ヒーローの気持ちは最後まで揺るぎない。さすがヒーロー。憎みたい、と思う気持ちもだしながら、それでもヒロインを求める気持ちを継続させるヒーローは頼もしい限り。