セロひきのゴーシュ (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000566

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  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/148725

  • 2023/07/01 読了
    #読書記録
    #rv読書記録

    素直に助言を聞きいれる真摯さや着実な一歩一歩の努力がいずれ大きなチャンスと成功を産む……という教えなのかな?

  • タイトルだけ知っていて読んだことはなかったので読んでみた。

    音楽団に所属しているゴーシュはリズムが他の団員とあわず音階も不安定で表情もなっていない。
    音楽会のため毎日練習しているど動物たちがそれぞれリクエストし、それに応えるゴーシュ。
    楽団としての演奏が終わった後のアンコールにゴーシュが演奏した。
    舞台から戻ると楽長をはじめ仲間たちに称賛を受ける。
    問題であった技術がいつの間にか動物たちとの練習の日々によって改善されていたのだ。


    思ったよりゴーシュの性格が荒々しくて意外だった。
    そのゴーシュがなんだかんだ言いながら動物たちと付き合い、少しずつ態度が軟化するのが微笑ましかった。
    情けは人の為ならず。なんとなくその言葉を思い出した。

  • 最初はいじめられていたけど最後は褒められて良かった

  • £3

  • 街の楽団に入ってるゴーシュはセロがへたくそ
    指揮者に怒られている
    夜な夜ないろんな動物が来て格闘しながらセロの特訓をする
    発表会でソロ演奏の機会があり、賞賛される

    動物が出てきてやりとりも面白い

  • いつもゴーシュのところにちろちろなどうぶつがきて、ねこがきたとき、ねこのべろでまっちをつけたのがおもしろかった。
    ※図書館で借りた本

  • 宮沢賢治の作品を読むのは初めてではないですが、絵があるだけで、こんなに雰囲気が変わるのか、と。特に42~43Pの一枚絵が素晴らしく、「この絵が売っていたら、買うかもしれない」と思わせてくれました。絵ばかりの話ですが、物語はさすが宮沢賢治なので、リアリティのある幻想的なお話でした。好き。

  • 宮沢賢治の童話集。
    有名なセロ弾きのゴーシュとグスコーブドリの伝記の他、幾つかの未発表のものが収められてました。
    さて、童話が苦手な私。なんとかそれを克服しようと、世界的な童話作家の宮沢先生の扉を叩いてみる。むかーし読んだことあるけど大人になって読むのは初めて。

    結論、上記の2作品はすらすらと読めるものの、その他の作品についてはやはり苦手意識を克服できず…。
    確かに想像力のスケールが凡人とはかけ離れていているんだけど、平凡(以下?)の感性しか持ち合わせていない自分にとってはなかなか理解するまでには至らず。。
    独特な書き口もこれまた作品に入り込めない原因の一つか?

    まだまだ読解力が足りないと感じさせられました。

  • 動物たちに音楽を聞かせたり、一緒に曲を弾いたりする、そんな心温まる物語かと思いきや、少し苛烈で驚くようなシーンもあったりします。でもそこが面白い、そんな物語です。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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