おへそがえる・ごん 1ぽんこつやまの ぽんたとこんたの巻 (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
4.11
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本棚登録 : 173
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000771

作品紹介・あらすじ

おしぼたんのようなおへそを押すと、口から雲を吐くふしぎなかえる、おへそがえる・ごん。友だちになった少年けんとともに、ぽんこつやまに向かうごんの前に、奇妙なおばけや巨大なたこがあらわれます。果たしてその正体は? 国際アンデルセン賞を受賞した、日本を代表する絵本画家・赤羽末吉が、ゆかいでスピード感のあるストーリーと、たしかな筆づかいの絵による描写とで、子どもたちに語りかける創作長編物語の第一巻。

感想・レビュー・書評

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  • 文句なしの星5つ。もうもう、たまらない。表紙からひきつけられる。
    愉快痛快、胸キュン。
    「わしは かえるの ごん。 ここは、 ちょっと みせられない。」
    この初めの2ページで心わしづかみ。

    ボタンのようなおへそを持つ、おへそがえる・ごん。おへそのボタンを押すと口から雲が出る。
    ある時、人間の男の子・けんと出会い、一緒にけんの父親探しの旅へ。しかし道中、不思議な化け物が現れ…。

    墨絵の迫力とちょっと力ぬ抜けたゴンの感じが魅力。色はゴンの緑とおへその赤のみで後は白黒。なのに、生き生きしていて、とっても楽しい。

    言葉も無駄なくリズミカル。西遊記を読んだ記憶が蘇るような、活弁士の小気味良さというか、つい声に出したくなる楽しい言葉たち。

    絶版なので、ぜひ復刊を!

    4.5歳から楽しめると思う。
    大人も、楽しめそう。
    ご高齢の方にもぜひ。

  • 展開が予想外で面白かった。

  • 3歳10ヶ月図書館
    マンガのような絵本。

    「おれはおへそがえるごん。ここはちょっとみせられない」という導入部分で子ども心をぐっとつかんだ様子。くもがでるのもおもしろがって、何度も読みたがる。

  • よかった

  • すべてのページが愛おしい。かわいくてやさしい物語。全3巻。赤羽末吉の作品の中で一番好き。

  • なんとも不思議な鳥獣戯画のような味わい深い絵本。赤羽さんにこんなユーモラスな一面もあるのね、と思わされた。

  • おへそつまるとけむりがでない
    みごとな画力

  • ナンセンスなお話に大笑いしました。
    ことばが短いのがいいですねえ。

  • 小さいころ大好きだったおへそがえる・ごん。
    すごいヒーロー!
    大人になってまた出会えるなんて嬉しい。
    また読んでみよう。
    大人っていいなぁ、自分で手に入れられるんだもん。

  • 息子がゲラゲラ笑いながら読んでいた

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著者プロフィール

赤羽末吉 1910年東京に生まれた。1959年、日本童画会展で茂田井賞受賞。1965年、『ももたろう』(福音館書店)、『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)、1968年、『スーホの白い馬』(福音館書店)で、それぞれサンケイ児童出版文化賞。1973年、講談社出版文化賞。1975年、小学館絵画賞と国際アンデルセン賞特別賞、またブルックリン美術館絵本賞。1980年、それまでの絵本の業績に対して、国際アンデルセン賞画家賞を受賞。1982年には、東ドイツのライプチッヒ国際図書デザイン展で教育大臣賞および金メダル賞受賞。1983年にはイギリスのダイヤモンド・パーソナリティ賞を受賞した。ほかに『つるにょうぼう』『したきりすずめ』(福音館書店)、『源平絵巻物語・全十巻』『絵本よもやま話』(偕成社)などがある。1990年没。

「2020年 『おへそがえる・ごんセット(3冊)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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