- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834000795
感想・レビュー・書評
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戦前なのに戦後の時代を感じさせる不思議な感覚は何だろう
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2019.5月。
ノンちゃんが話すノンちゃんの家族のお話。それだけなのになんでこんなにぐいぐい引き込まれるのか。石井桃子さんのお話の力の凄さ。人ってそれぞれひとりひとりが魅力的な存在って気づかされる。
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ほっこり チクチク じんわり
本当かな?
真実はどっちでもいい
ただ温かさに包まれて大きくなること
また、どうやって大きくなるのか
それを教えてくれる -
ノンちゃんの小さい頃の、雲にのった体験は、ノンちゃんに、別の見方を与えてくれた。ノンちゃんは、自分の家族、特ににいちゃんのことを、雲長のおじいさんに話した結果、違う見方をいつの間にか得たようだ。ノンちゃんはそのまま優等生路線で成長したようだが、その子供時代の経験が胸にあるかないかで随分と違うだろうなと思った。物語のディテールがリアルで、ありそうで、引き込まれてしまった。大人向けな本な気もする。
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自分が暮らす、自分の世界。いつも見ている世界だけど、改めて誰かに話すことによって見えてくるものもありますね。
謎は長吉さんです。
彼がなぜあそこにいたのか、彼はなにものなのか。
彼が聞き手の一人に選ばれた理由はなんだったのでしょうね。 -
イイコでばかりいて鼻にかけていると、つまらない人になってしまうよ、というお話。名作だなぁと思います。小学生の時に読んでおきたかった。
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子どもの頃に読んだ時は難しくてわからなかった。大人になってから読んだら、言葉の美しさに驚き世界感に驚いた作品です。
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「ノンちゃんは、雲の上の世界のおじいさんに、自分の家族のことを話します。
おじいさんは、いじわるなにいちゃんのことを「いい子だ」と褒め、優等生のノンちゃんのことはあんまり褒めてくれません。
それどころか、「そういう子は、よくよく気をつけんと、しくじるぞ! 」というのです。
おどろくノンちゃんでしたが、家族のことをじっくり思い出して話しているうちに、自分の思い込みに気付きます……。」
・主人公は小2。成績も良いしっかりした女の子。
・異世界もの!空の中に落っこちる -
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1951年文部大臣賞