- Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834007121
感想・レビュー・書評
-
「取らぬ狸の皮算用」を絵本にしたようなもの。
白黒のページとカラーのページに意味があるのかと思ったけれど、それはなさそう?
ちょっと日本語が古いかなぁと思うところもありますが、全体的にリズムがいいので読み聞かせ向き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカのユーモア絵本。初版が1978年。
こういった「取らぬ狸の皮算用」は、もしや世界共通なのかしら。
欲の深いおばさんを、笑えるかどうかで評価が分かれそう。
確かに、自分に都合の良い妄想を広げていくのは楽しいけどね。
毎日たまごを産むめんどり。
それを、自分が産んだかのように得意になって鳴くおんどり。(もうここだけで笑える)
全部で36個にもなったたまごを持って、おばさんは町へ売りに出かけていく。
さてその間、おばさんの欲はどんどんどんどん膨らんで・・
矢張り面白いのはこの部分で、しばしば「ぷぷっ」と吹きだしなら読んでしまう。
なんたって妄想の行方は、お金持ちに求婚されて大邸宅の奥方様になるのだもの。
36個のたまごからここまで考えつくのが、ある意味すごいわ。
ところがハプニングは突然やって来る。うん、こういうのもアルアル。
しかしこのおばさん、それでもめげないで考え直すのだ。このオチがさすがアメリカ。
カラー挿絵とモノクロ挿絵が交互に現れるが、どちらも遠目が利く。
テキストは無駄がなく、適度なユーモアが散りばめられてて楽しい。
おうちで読むと、見返し部分だけでもひとりで楽しめる。
小さな子の方が案外喜びそう。低学年から。約8分。 -
小さい時に読んでもらって強烈な印象を持った絵本のひとつ。
人生の色々なシーンにおいて、頭の中で『ひよこのかずはかぞえるな。』と自分に言い聞かせた経験が少なくない。笑 今の自分で満足する大切さを学んだ。 -
たまごを売る前からたまごを売った後のことを考えすぎて、売るはずだったたまごを誤って落としてしまう。
その結末を、残念なことと思わない主人公がいい。 -
たまごを売ったお金で…夢が広がる
けど、、、お約束な結果。
でも最後は今が幸せと終わる
リアルな絵とユーモラスな"おばさん"が微笑ましい -
そう、そんなにたくさんいらないよ。
私もよく捕らぬ狸の皮算用しちゃう。
1日に1個、卵を産んでくれるめんどりがいるなんて、
ほんとになんて幸せなことだろう。 -
たまごを町へ売りにいくおかみさん
たまごを売ったお金で何をしようかと妄想を膨らませます
これぞまさしく「取らぬ狸の皮算用」
膨らませた結果うっかり持っていたたまごを落としてしまいますが,,,
読み聞かせ時間は5分ちょっと -
正直言って、絵は怖い。
家の脇にはえている木がすでにおばけ? おばけじゃない? ひまわりも顔がついてるし。町は人気が無くて閉じている店が目立つし。ここ、ゴーストタウンじゃない??
お話は西洋版、取らぬ狸の~話かな、と思います。
めんどりが産んだ卵を売りに出かけたおばあさんは、道すがら売ったお金の使い道を考えて楽しい空想にふけりますが、さて、現実は……というもの。
おばさんは資産を増やすイメージを持っていて、うっかりミスさえしなければ、そのうち夢を実現しそうに思えます。うっかりさえなければ。おばさんの後をついてきている猫が、気が付くとネズミを捕っていて有能です。ネズミにお困りなお宅向けに仕事をしては、と思います。その場合はねずみのかずはかぞえるな、になるのかな。