- Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834007251
作品紹介・あらすじ
ホイッティカーさんの家の屋根裏部屋におばけのジョージーが住んでいました。ジョージーは、毎晩同じ時間に、階段と広間のドアを軋ませます。それが合図になって、ホイッティカーさん夫婦は寝る時間だとわかり、ねこのハーマンはねずみを探し回る時間だとわかり、ふくろうのオリバーは鳴く時間だとわかりました。ところが、ホイッティカーさんが階段とドアを修理してから、皆は時間がわからなくなってしまいます。
感想・レビュー・書評
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幼い頃に絵を見た記憶があります。幼稚園で見たのかな・・・。懐かしいです。
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おばけのジョージーは、てるてる坊主のようなかわいいおばけです。
ホイッティカーさんの家の屋根裏に、住んでいます。
毎晩同じ時間に、広間に降りて行きます。みんなの時計がわりなのです。ある日、ホイッティカーさんが、階段とドアの修理をしました。もう、ジョージーが歩いても音がしません。みんなは、時間に気付かなくなりました。ジョージーは、寂しくてたまりません。
階段がミシリ、ドアがギーとなったら、おばけがいるかもしれません。決まった時間に音がしたら、ジョージーかもしれませんね。
シリーズで読んでみるのもお薦めです。
対象年齢 4歳から 自分で読むなら 小学低学年 -
ペン画のような白黒の絵が、
古めかしいおばけの住んでいる村の雰囲気や
夜の感じを、かもしだしています。
昔ながらの家はすきま風があり、
家のなかに居ながらも外とつながって
いました。
けれど人間が快適さを求めれば求めるほど、
断熱材や窓枠は発達して風をさえぎり、
おばけを住めなくしているのですね。
寒さ暑さの悩みは少なくなったけれど、
変わりに人間がなくしてしまったものは
おばけのジョージーの住みかです。
つまり
自然とつながる心、寛容な心を
なくしてしまった現代人へ
殺伐とした生活を考えなおしてみませんか
という、
著者からのメッセージのように思いました。
きょうは絵本を読み終えたら
ちょっぴり家の窓を開けて、
外の空気を感じてみませんか。 -
恥ずかしがりやのおばけのジョージシリーズ。最初のこの1冊は絵本という感じですが、続きの話し(「おばけのジョージーおおてがら/ともだちをたすける/ハロウィン/クリスマスキャロル」)は児童文学っぽくなります。こちらは絵が少なくてもストーリーを楽しみにできるようになってからがいいと思います。うちの場合だと4歳半くらいでした。
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世の中何が幸いするかわかりません。
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ジョージーがとってもカワイイ。こわがるジョージー、寒がるジョージー、くすりと笑えるのもいい。絵が優しくてほっこりする。
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別冊太陽『こわい絵本』選書
おばけのジョージーはこわがりなおばけ。老夫婦の家の屋根裏に住んでいる。この”こわがり”ってところがおもしろい。「おばけのくせに!」と、ふふふってなる。
ジョージーの仕事はドアをきしませること。この音を聞いて家にすむ老夫婦や猫やふくろうは時間を知ることが出来る。白黒の絵だが、ジョージーや動物たちの表情がかわいくて絵を楽しむことができる。
この一冊は絵本だが、シリーズ2冊目からは低学年用児童書としてのボリュームがある。 -
おばけにも
お仕事があれば
こんなに平和な過ごし方もあるんだな。
絵が可愛い