- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834009217
感想・レビュー・書評
-
穴を掘って掘って掘って最後は埋める。
何かが起こるのかもしれないという期待感が凄い。
最後の最後まで期待させて、埋める。
なんだったんだろう…でもなんかクセになりそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4歳3ヶ月。和田誠さんの絵が好きなので購入した絵本。
穴を掘る少年と、その穴を見て声をかけるかぞくや友だち。すこし哲学的な話で4歳の頭の中はきっとぷーーーーーんってよくわからない音がなってるんじゃないだろうか。
シンプルで答えの無い絵本。
母ちゃんはわりとこんなのも好きよ。 -
不思議だけど和田さんの絵も相まってかわいい絵本。
でも、なんとなく、この穴に入りたい、じっとしたい感覚は子供の頃に強く持っていたような気もする。 -
6歳7ヶ月の娘へ
-
〝日曜日の朝、何もすることがなかったので、<ひろし>は穴を掘り始めた...お母さん、妹のゆきこ、隣のしゅうじ君、お父さんが、いろいろなことを言ってくる...ひろしは、ただ穴を掘り続けた...ひろしは、ひとり穴の中に座り込む...「これはぼくの穴だ」穴から見上げる空は、いつもよりもっと青く、高く思えた・・・〟ある日、理由もなく、ふと穴が掘りたくなる気持ちを、谷川俊太郎さんの幼少期の体験を表現された一人遊びの世界、素朴な色遣いと独特の世界観で描かれた和田誠さんの絵、言葉にならない「何か」が漂う穴の中の郷愁。
-
2y2m
なんだか気に入っている。 -
すごいものを見つけるためでもなく、何かを埋めようというのでもなく、地面の下をくぐって脱出したいわけでもない。ただ穴を掘る。掘った穴は、「ぼくの あな」。掘ること自体を楽しんでいる。だから、埋めることも楽しんで大満足。こういうコンサマトリー(自己充足的・phaさんの本「しないことリスト」で読んだ)なこと、私には必要です。
-
「日曜日の朝、何もすることがなかったので、ひろしは穴を掘り始めます。途中、おかあさんやいもうとのゆきこ、となりのしゅうじくんやおとうさんがやってきて、いろいろなことを言います。でも、ひろしはただ穴を掘り続けます。あなの中に座り込むと、静かで、土はいいにおいがしました。ひろしは思います。「これはぼくのあなだ」。穴から見上げる空はいつもよりもっと青く、高く思えました。そして、穴から出たひろしは……。」
-
読むと分かる、表紙と裏表紙の意味。
見守るタイプのお父さんなのね。
あなは掘りたくなるもの。
意味は特にない。