めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834010176

感想・レビュー・書評

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  • 読み聞かせというものをするようになってから知った本だが、その出来の良さに何度読んでも惚れ惚れする。
    無駄のない、リズム感のある文章とスピーディな展開。
    主人公『かんた』と、登場する妖怪たちの愛すべきキャラ。
    明るくて嫌味のない、鮮明な挿絵。
    怖いはずなのにどこか安心感に包まれている、不思議な魅力がたっぷり。
    そんな体験のあとの現実世界への帰り方まで、まさに冒険ファンタジーの王道で、しかもそれが10分ほどで味わえるのだ。
    『めっきらもっきら・・』というのは『かんた』が歌っためちゃくちゃ歌だが、ぜひそこも元気良く(なるべくいい加減に・笑)歌って、親子で楽しんでくれたら良いなぁと思う。

    初めて読んだときは、なぜか懐かしさがこみ上げた。
    子どもの頃の夏に、どこかでこんな体験をしたかのような。
    いや、それとも空想していたのかな。
    いつもは行けない場所に行って、いつもなら会えないような想像の中の人に会って、いつもは出来ないような遊びをする。
    みんなで、食べたことの無い美味しいものも食べたりする。
    そのワクワク・どきどき感は、大人になった今は決して味わえないのだ。
    ただ、そのワクワク・どきどき感だけはしっかり記憶に残っている。
    だからたぶん、懐かしいのだろう。
    お話の終わり方も絶妙で、ああ、そうだ、そうなんだ、と胸にストンと落ちるものがある。
    未読のお母様がいらしたら、この夏はぜひ。3歳くらいから。

  • あいかわらず子どもに人気!
    幼稚園や保育園で、読み聞かせしてもらうことが
    多いみたい^ ^

  • 好きな絵本
    でもちょっと怖かった。

    なんでこんなに頭に残る言葉を思いつくんだろう?
    天才ですね。

  • 不思議でクセになるストーリー。読みすぎてすべて暗唱できるまでに。

  • お盆に来る孫のために図書館で借りてきた。
    主人公が孫と同じ名前なのと、変な言い回しが大好きな孫が
    楽しんでくれるかなと思って借りた。

    大当たり
    「かんた」というところで、目がキラ~~ン。
    「ちんぷく まんぷく ・・・・」でめちゃくちゃな歌を作る孫。
    へんてこりんな歌、私は覚えられないんだけど、
    孫は、「ちんぷく まんぷく、あっぺらこの きんぴらこ・・・
    めっきらもっきらどおんどん」と3回の読み聞かせでスラスラ歌いだす。

    この歌、いっしょに歌っててたのしかった。

  • 何度も読んでもおもしろい!
    小1の秋に読み聞かせしました。色々な場面の絵をこどもたちがよく見ているのでゆっくり進めるようにしました。最後のページも余韻を感じてとてもいいね。

  • 1年生に読み聞かせたことがある。同学年の人も集まって見るほど面白い本。今でも、海が見えるビー玉を探してる。あの呪文も空で言える。

  • 子供の頃大好きだった。キラキラ光る宝の玉。お餅がとっても美味しそう。
    どうしても子供にも読んで欲しくて、でも2歳の時は表紙を見て「こわいからやめとく」と言われ断念。
    3歳になり、読んでみると、もう一回!もう一回!!
    とってもお気に入りになったみたい。
    我が子の心にも、不思議な3人組がやってきてくれたと思うと、とっても嬉しい。

  •  遊ぶ仲間が見つからないかんたがでたらめな歌を歌うと、穴の中から声が。穴の奥で出会った3人、もんもんびゃっこ、しっかかもっかか、おたからまんちん。おかしな3人組とかんたは楽しく遊ぶが……。


     図書館本。
     ふりやななのダイナミックな構図と色使い、読み聞かせを意識していそうなコミカルでリズミカルな文体の、魅力的な絵本。
     3人組の最初のどアップにはちょっと引くかもしれないが(笑)
     最後はちょっと、寂しいね……。

  • 自分が子供の頃大好きで、よく唱えた呪文の言葉「めっきらもっきらどぉんどん」。娘がもう少し大きくなったら絶対読みたい絵本です。

著者プロフィール

長谷川摂子(はせがわ せつこ)1944~2011島根県生まれ。東京大学大学院哲学科を中退後、公立保育園で保育士として6年間勤務した。その後、「赤門こども文庫」「おはなしくらぶ」主宰。絵本に『めっきらもっきら どおんどん』『きょだいな きょだいな』『おっきょちゃんとかっぱ』『はちかづきひめ』『みず』『さくら』『きつねにょうぼう』『かさ さしてあげるね』『おじょらぽん』、童話に『人形の旅立ち』、著書に『子どもたちと絵本』『絵本が目をさますとき』(以上、福音館書店)などがある。

「2016年 『ぐやん よやん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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