大草原の小さな家 ―インガルス一家の物語〈2〉 (福音館文庫 物語)

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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834018134

作品紹介・あらすじ

「大きな森」をあとにして、インガルス一家は新しい土地を求め、インディアン・テリトリイへ幌馬車で旅立つ。ローラ6歳から7歳までの1年間の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 思っていた以上に先住民との係わりが多かった。現在、ワイルダーの先住民に対する差別的表現が問題になっているようだけど、差別というほどのものではない気がする。そもそも風貌が異なり、ことばが通じない、強そうな男を見たら、女子どもが怖いと感じるのは当然の感情じゃないか。

    前作は不便ではあったが、のどかな田舎暮らしという印象だった。本編は苦労の連続でサバイバル感は凄まじい。しかし、家、かまど、煙突、馬小屋…と生活の基盤が整って行く様は、ローラではなくてもワクワクさせられる。

  • 巻末の地図を見てぶっ飛んだ。
    よくまぁこの距離を馬車で移動したもんだ。
    島国育ち、尚且つ電車や飛行機といった文明の利器に囲まれている身としては
    ポカーンと口を開けているしかなかった。

    インガルス一家の物語の2作目。
    前作は主に家族の1年間の営みが描かれていたが
    今作は他者との関わりに割く割合が増えている。
    インディアンとの関係性は原住民と開拓民との関わりという点で
    単一民族の日本人には感じ難い感覚だったので
    目から鱗が落ちるような心持ちだった。
    インディアンの描写は嫌悪感を感じる部分もあったので
    正直なところ読むタイミングが今でよかったと思う。
    子供の頃だったら、恐らく最後まで読めなかったような気がする。

  • 素晴らしい

  • やっと読めた。
    ドラマのイメージが強すぎてお母さんのイメージは違ったけど、楽しめた。
    インディアンとの関わり、自然との付き合い方など興味深いものばかりだった。
    オオカミ怖い…

  • 5歳7ヶ月

    夫と図書館に行って本人がどうしても読みたいと言って譲らず
    さすかに読みきれなかったけど、結構挿絵が多いので難しい言葉遣いや古い言い回しでも飽きずに喰らい付いていた
    また借りてみたい

  • 2巻目。

    1巻目はローラが5~6歳、
    2巻目は6~7歳、
    3巻目は7歳(町のガッコうへ行く)
    4巻目は13歳 姉の失明
    読者の成長とともに続編を読んでいくとよい。

    他の翻訳もあるが、丁寧な描写の福音館がおすすめ。

  • 前作の大きな森を出て、新たな土地を求めて旅立つ家族。荷物を全て幌馬車に乗せて旅をするなんて素敵だけど大変そう、、今じゃ考えられない。

    新たな土地はインディアンテリトリイ。本文の中でもインディアンに対する差別的な表現が出てくる。結構、ショッキング。だけどこれが当たり前の時代だったんだろうなとも思う。お母さんやおばさんやその他大勢の大人は悪い人達ではない。むしろ、隣人を気にかけて助け合いの出来る人たち。そんな人達が何の疑問もなく差別的な言葉を口にする。
    確かに、言葉が通じずこれまで培ってきた文化も違う民族同士が身近にいれば偏見を持ってしまうよね。実際、危険もあるだろうし、、
    そんな中、お父さんの物事の見方はすごく先進的。相手を大きな括りで捉えるのではなくて、個人として見ている。こういう視点を持てば偏見や差別を減らせるんだろうな。

    新しい土地で家づくりから始まってだんだん生活の基盤が整っていくのは読んでいて楽しかったな。お父さん、何でも出来るなと感心。

  • 加害者の被害者意識がわかりやすく描かれている

  • インディアン(ネイティブアメリカン)との関わりがとても印象的な巻。
    子供の頃読んだ時はよく分からなかったけど、
    大人になりネットも発達した今、
    場所や歴史を随時調べながら読んだ。
    この頃の移住者とインディアンのことを考えると心にずんとくるものがある。

  • 読書会の課題図書

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著者プロフィール

1867年、アメリカ北部のウィスコンシン州に生まれる。1932年、西部開拓時代の体験をもとにした自伝的小説、『大きな森の小さな家』を発表。『大草原の小さな家』『プラム・クリークの土手で』などとあわせ、「小さな家シリーズ」として世界中で読まれてきた。テレビドラマの「大草原の小さな家」は、このシリーズをもとにしている。1957年、90歳で亡くなる。



「2017年 『小さな家のローラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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