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- Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834021547
感想・レビュー・書評
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酒井駒子が大好きな私、思いっきり「ジャケ」読みである。ただし今回は表紙と挿絵の担当。いつもは絵本で酒井さんの魅力を堪能するんだが、挿絵もさり気ないながら作品のよさを存分に引き出しており、さすがである!小学校低学年向けの児童文学は久々に読んだが、とてもかわいらしい話で楽しかった。きかんぼの妹が繰り広げる、様々な騒動。ほんとやんちゃなんだけど、何だか憎めない。「わたし」が持ってるとっても美しい妖精のお人形(描写が美しくて、私も欲しいと思うほど)を窓から放り投げて壊したときは、さすがに「あーあーなんてことを!」とちょっと怒りたくなったが、話の着地がとってもよかった。
一方、「いもうと」の持っているお人形、お目目も髪の毛も取れちゃったぼろぼろの「ロージー・プリムローズ」が思いがけないところで登場していたのもよかった。優しい語り口で、読み聞かせにも最適。このシリーズ、コンプしたいぞ。きかんぼのいもうとが、どんないだずらをやってくれるのか楽しみだわ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
*D-051