ぐらぐらの歯 (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834021547

感想・レビュー・書評

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  • 酒井駒子が大好きな私、思いっきり「ジャケ」読みである。ただし今回は表紙と挿絵の担当。いつもは絵本で酒井さんの魅力を堪能するんだが、挿絵もさり気ないながら作品のよさを存分に引き出しており、さすがである!小学校低学年向けの児童文学は久々に読んだが、とてもかわいらしい話で楽しかった。きかんぼの妹が繰り広げる、様々な騒動。ほんとやんちゃなんだけど、何だか憎めない。「わたし」が持ってるとっても美しい妖精のお人形(描写が美しくて、私も欲しいと思うほど)を窓から放り投げて壊したときは、さすがに「あーあーなんてことを!」とちょっと怒りたくなったが、話の着地がとってもよかった。
    一方、「いもうと」の持っているお人形、お目目も髪の毛も取れちゃったぼろぼろの「ロージー・プリムローズ」が思いがけないところで登場していたのもよかった。優しい語り口で、読み聞かせにも最適。このシリーズ、コンプしたいぞ。きかんぼのいもうとが、どんないだずらをやってくれるのか楽しみだわ。

  • *D-051

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著者プロフィール

ドロシー・エドワーズ ドロシー・エドワーズ Dorothy Edwards幼いころから父親に読書を禁じられるほどの本好きだった。イギリスのストーリーテラーの第一人者といわれ、BBC放送で幼児向けのおはなし番組を担当していたこともある。彼女の作品は、話して聞かせるのに理想的に作られている。幼い子の気持ちをよく理解し、ささいなことでも子どもにとって重要なことを実にうまく語る才能をもっている。いくつかある作品のうち「きかんぼのちいちゃいいもうと」のシリーズが代表的。BBC放送でお話されてのち1950年代に出版され、今日まで子どもたちの人気をよんでいる。

「2006年 『いたずらハリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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