魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)
- 福音館書店 (2009年10月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834024661
感想・レビュー・書評
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キキとトンボさんが結婚して生まれた双子の旅立ちを描いた作品。
子供は両親から半分づつ貰って、立派に成長していく姿に安心しました。
おすそわけが素敵です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつのまにか6巻まで出ていたこのシリーズ、あらためて1巻から最後まで一気に読んでみた。角野栄子さんは、こどものための本を書くことができる、数少ない作家のお一人。安心して読み進む。
大人になったキキは結婚し、双子の母親になる。そして、その子供たちが13歳になり、それぞれの旅立ちを迎える・・・。
13歳の子どもにはもちろん、13歳のこどもを持つ母親にも、是非読んでもらいたい。こどもの自立を見守るキキの視線、母親としてのいらだちも、すべてありのままに書かれている。そして、彼らは悩みながら、いろいろな大人たちに見守られながら、自分を探していく。旅立ちのラストはおもいのほか感動してしまった。これまでの5冊とはまるで異なる。ぜひ、このシリーズの最後まで読んでほしい。 -
2014.8.1読了
キキとトンボさんが結婚して、10年後の話。実は子供が双子で、さらにその子供が男の子と女の子で、魔女になるかならないかで悩んだり、もめたりするお話。
なんかすごく今の子供たちのような葛藤や悩みがあるような感じがして、魔女なんだけど普通の子供たちなんだなと思った。逆に、誰しもが魔力ではなく、なにかしらの魔法をもってて、そよ力をどこで発揮するのかは自分次第という感じがする。それを示すのが魔女の役割なのかなという気がした。
続編を作れば、作れそうな気はするんだけど。それほないんだろなぁ。 -
キキととんぼの子供が13歳になり修行にいくまでの話。
魔女になりたいのになれない息子。
魔女になるとはっきり言わない娘。
やきもきするキキ。
それを見守るとんぼ。
なんだかいいな。 -
ふたごのニニとトト。男の子のトト音楽家?がんばれ
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2014/01読了。13歳で旅立ったキキが30代半ばになって、双子の子ども達が13歳になって旅立ち… 静かな表現でキキや子ども達の心情が細かく描かれていた。ニニの成長とトトの葛藤にほろりと。ヨモギさんとの再会にも心打たれました。
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キキの子の双子、ニニとトトの旅立ちまでが描かれている。弟のトトは魔女になれないけれど、半分魔女であることをいつも心を留めていて、姉のニニは魔女であることに自惚れていて・・・。
母親となったキキも、昔の自分と重ね合わせながらもなかなか旅立とうとしない娘にイライラしながらも、見守る。
もどかしく思いながら読み進めた。 -
ファン用という感じ。
母キキの心理描写はあまりなく、キキの時に描かれなかった旅立ちまでの事が子供たちを主人公に話されている。
素敵だけど、やっぱりキキの話が知りたい。
ともあれ幸せな時間を過ごせた。 -
キキの物語はこれが最後。キキとジジにお帰りなさい。でも、他にも懐かしい人にたくさん会えてうれしかったです。ニニとトトというかわいい双子にも出会えたし。トトは男の子で半分魔女。最初から魔女と決められているニニと違って悩みながら歩いていく。ニニもきっと悩むけど、トトの悩みこそ応援したくなりました。明るくておしゃべりなニニと違ってなんでも内に秘めてしまう子だからその心の裏側を考えてしまうのです。二人の旅立ちのその後が見たいな。まだ、終わった気がしないですね。この続きを……なんてわがまま言っちゃいそうです。