- Amazon.co.jp ・本 (27ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834026399
感想・レビュー・書評
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西内ミナミさんの訃報を聞いて、「ぐるんぱのようちえん」の他に、なにかなかったかなと探して借りてみた。初出は「こどものとも」1972年7月号(196号)。
ひとりぐらしのおじいさんがあじのしっぽで家に呼んだねこを引き止めるために大きな魚を食べさせてやると約束して、ゆっくりじっくり時間をかけて最後はみごとに約束をはたすお話。よろこんだりがっかりしたりするねこの表情がなんとも絶妙で、「まあ、まてまて」とねこを焦らしながらも希望を繋いで引き止め続けるおじいさんから読者の私たちももう離れられない。こどもはねこに感情移入してたっぷり楽しめるいいお話だった。
「こどものとも」といえば、同じ西内みなみ&和歌山静子のコンビで「ねずみたいじ」というおもしろいお話が印象に残っているが(これも漁師のおじさんとねこのお話だけど、絵の雰囲気はだいぶ違う)、それは市立図書館(最寄り分館)にはなさそうで残念(実家の本棚を見ればぜったいにあると思うのだけど)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すき
読むと癒される
息子もよろこびます。
ねこ、おさかな、おじいさん -
のんびりおじいさんが猫のために釣りをする
のんびり釣り
ねこじれったい
カジキをつる -
今年の福音館の復刊絵本。
西山ミナミさん作、絵は和歌山静子さん。子供の心を掴むおはなしだよなぁ。