- Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834026979
作品紹介・あらすじ
椅子、貯金箱、鉛筆、ボールペン、身近にあるものをX線写真を使って透かして見ると…。想像力を刺激する絵本。
感想・レビュー・書評
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個別支援級の先生から、学校図書館へのリクエスト本。こちらも読んだことがなく、借りてみた。
物体の写真と、レントゲン写真が交互に出ている。
中がどうなっているか想像させながらページをめくるしくみ。
「ふしぎなナイフ」もそうだが、非常にシンプルな構成。
個別支援級の生徒さんの中には、線がハッキリしていて、背景がない物の方が視覚的に捉えやすいお子さんが多いそうだ。2020.4.10詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すっかり普及したX線写真ですが、身の回りにあるものにX線を当てて中を透かして見ると…。外から見た写真から「そうぞうして」、X線写真が教えてくれる「中」にびっくりです。
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「中を見る」という表現で思い浮かぶもの。
それは箱や袋など、「内側の空間」と「外側の空間」を分ける構造を持つもの(道具)の“内側”を見る、ということだけだった。つまり普段目で見ることの出来る空間だけが思い浮かんでいた。
この本のようにX線照射を使って実際には見ることができない木材などの内部を見るという発想は無かった。
自分が縛られていた固定観念、思い込みに気づかせてもらえた。
そしてX線写真って面白い。もっと色んなものの中を見てみたくなった。 -
なぞなぞではないけど、自分で考えることが好きな子にはピッタリの絵本ですね。
一言でいうと、推理力を磨くのに良さそうな本。
池谷裕二さんの「メンタルローテーション」という、頭の中で物体をクルリと回転させる能力の本がチラッと脳裏をよぎりました。
お話を聞くのが好きな(時期の?)子には合わない(楽しくない)かも知れません。 -
いろんなものをレントゲン写真で撮影して中はどうなっているか見る絵本。試みも面白く1歳でも楽しく見ていた。もう少し大きい子の方がいろんなやりとりはできそう。
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【あらすじ】
椅子、貯金箱、鉛筆、ボールペン、身近にあるものをX線写真を使って透かして見ると…。想像力を刺激する絵本。
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持ち手の部分に突き刺さった包丁の刃がどうなっているか、想像したことはありますか?私はありませんでした。要は、目に見えないところでも何かしらの構造や力が働いて世の中のいろいろなことが成立しているということなのだと思います。大袈裟かもしれませんが。見えていることは氷山の一角、隠れている部分に物事の本質を見出そうと思いました。 -
「ピタゴラスイッチ」の「ピタゴラ装置」「10本アニメ」を考えているグループの人達作成の本です。
身近なものの外観から中身を想像する写真絵本です。
次のページにX線で撮影した正解が現れます。
直接的な想像力を膨らませる絵本で 子ども達も入り込みやすいようです。
想像させる時間をどれくらい取るかで 1冊を読み終える時間の調節が出来ます。
長い読み物と組み合わせるとバランスがいいと思います。 -
原理とか構造とか、その物体がどんなつくりでできているのかを、X線写真を通してみせてくれます。
こういう発想って、すごく佐藤雅彦さんっぽい。
型にはまらない考え方って、自分の人生や可能性を広げてくれるから、幼い頃からこういう本に触れて思考力の根っこを張るお手伝いをすることは大切かもしれないですね。
なるべく枠をはずそうよ、自分。 -
とっても面白かったし、中を想像するのが楽しくてよかった。