ごはん (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834081664

感想・レビュー・書評

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  • 日本人に生まれて何が一番ごちそうかって?やっぱり炊き立てのご飯でしょう。この絵本はそのごはん文化を余すことなく伝えてくれる”よだれ”の出る絵本です。表紙は美味しそうな一膳のごはん。本を開くとお櫃に入ったごはん。そしてたきこみごはんやがいこくごはん(洋食のことを、こう表現しています)、どんぶりごはんにおにぎり・・・と美味しそうなごはんが、「どーん!」「ずらーり!」と並んでいます。それぞれのごはんが盛られている器にも注目です。新米の穫れる秋に読んであげてもいいし、いやいつでも読んであげられる楽しい絵本です。作者の平野恵理子さんは、2010年にあすなろ書房から『和菓子の絵本ー和菓子っておいしい!』を出版されています。

  • たのしきごはんづくし。
    たきこみごはんにがいこくごはん、おむすび、おちゃづけ、おすし、かけごはん、どんぶりもの、おかゆ…見開きにずらっと並んださまざまなごはんものにわくわく。名を連ねあげていくだけでも、リズムがあってゆかいゆかい。
    おいしそうなごはんをながめているうちに、おなかもすいてきてしまう罪な一冊。

    *****
    2022年秋、似た趣向の「ごはんのずかん」が出たので、比べてみた。どちらも季節ごとの器なども工夫して描かれていて、とってもおいしそうで甲乙つけがたい。「ごはん」は大判でイラスト中心なので、教室などでみせるのにも向いている。付録絵本で簡易製本の「ごはんのずかん」はいずれハードカバーにもなるだろうけれど、いずれにしてもコンパクトでおでかけのお供にいい。

    ★「ごはん」構成
    たきこみごはん(まめごはん、たけのこごはん、あさりごはん、かきごはん、しめじごはん、くろまめごはん、さつまいもごはん、かいばしらごはん、しょうがごはん、くりおこわ、かやくごはん、さんさいごはん、おせきはん)

    がいこくごはん(オムライス、カレーライス、ハヤシライス、チキンライス、チャーハン、エビピラフ、パエリア、ビビンバ、カオマンガイ、ドライカレー、イカスミピラフ、クリームライス、ロコモコ)

    おむすび(さんかくおむすび、かつおぶしむすび、しそむすび、さけとしろごまむすび、たかなまき、やきおにぎり、とろろこぶむすび、おせきはんむすび、のりむすび、たらこむすび、てんむす、ベーコンむすび、たきこみごはんむすび)

    おちゃづけ(うめちゃづけ、さけちゃづけ、のりちゃづけ、たいちゃづけ、こんぶちゃづけ、まぐろちゃづけ、たらこちゃづけ、つけものちゃづけ、いくらちゃづけ、みょうがとしょうがときゅうりちゃづけ、やきどうふちゃづけ、とろろこぶちゃづけ、てんちゃ)

    おすし(ふとまき、かんぴょうまき、かっぱまき、てっかまき、たまご、いくら、えび、あなご、いか、まぐろ、たい、こはだ、うに、ばってら、あなごずし、おしずし、いなりずし、ちゃきんずし、てまりずし、はなまきずし、ささまきずし、かきのはずし、ほおばずし、てまきずし、ちらしずし、ごもくちらし、むしずし)

    かけごはん(たまごかけごはん、むぎとろごはん、ひやじるごはん、おみそしるかけごはん、さんしょくごはん、ふりかけごはん、なっとうごはん、ごましおごはん、みじんやさいごはん、バターごはん、ひのまるごはん、やきのりごはん、たらこごはん)

    どんぶりもの(かつどん、おやこどん、てんどん、うなどん、かいせんどん、ぎゅうどん、きじやきどん、てっかどん、てんしんどん、ちゅうかどん)

    おかゆ(しろがゆ、ちゃがゆ、ななくさがゆ、あずきがゆ、こぶうめがゆ、ちゅうかがゆ、いもがゆ、たまごぞうすい、とりぞうすい、みそぞうすい、トマトリゾット、きのことえびのリゾット、チーズリゾット)

    巻末にカテゴリーのかんたん解説

    ★コドモエ2022年10月号付録絵本「ごはんのずかん」構成
    おにぎり(しおむすび、うめぼし、おかか、シャケ、こんび、めんたいこ、のざわなちりめん、ツナマヨ、いくら、からあげ、ばくだん、てんむすび、オムすび、ゆかり、とろろこんぶ、やきおにぎり、にくまきおにぎり、スパムおにぎり)

    シンプルごはん(たまごかけごはん、しらすごはん、なっとうごはん、ふりかけごはん、とろろごはん、ぞうすい、ななくさがゆ、いもがゆ、シャケちゃづけ、たいちゃづけ)

    たきこみごはん(くりごはん、まめごはん、きのこごはん、たけのこごはん、とうもろこしごはん、かきごはん、たいめし、たこめし、ごもくおこわ、せきはん)

    どんぶりごはん(おやこどん、かいせんどん、かつどんてんどん、うなじゅう、とりそぼろどん、ぎゅうどん)

    すし(にぎりずし、ふとまき、ちらしずし、てまきずし、てまりずし、かきのはずし、いなりずし、ほそまき、ぼうずし、ちゃきんずし、てこねずし)←くわしくは「おすしのずかん」も

    せかいのごはん(キーマカレー、アランチーニ、チャーハン、カレーライス、オムライス、カオマンガイ、ロコモコ、ピラフ、インドカレー、リゾット、ビリヤニ、パエリア、ドリア、キンパ、ちゅうかがゆ、ルーローハン、ドルマ、ナシゴレン、ビビンバ)

    もち(きりもち、まるもち、きなこもち、いそべもち、ずんだもち、あんこもち、もちきんちゃく、もちピザ、くさもち+冗談もちシリーズ)

    米作りから刈り取り、脱穀までの風景、たのしいごはんまつり風景たっぷり
    世界のごはんは国旗マークあり、豆知識ぎっしり、狂言回しの動物たちの動きも楽しい。

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著者プロフィール

1961年、静岡県生まれ、横浜育ち。イラストレーター、エッセイスト。山歩きや旅、歳時記についてのイラストとエッセイの作品が多数ある。
著書に『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『わたしはドレミ』(亜紀書房)、『にっぽんの歳時記ずかん』(幻冬舎)、『手づくり二十四節気』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『草木愛しや 花の折々』(三月書房)、『こんな、季節の味ばなし』(天夢人)、『きょうはなんの記念日? 366日じてん』(偕成社)、『あのころ、うちのテレビは白黒だった』(海竜社)、『庭のない園芸家』(晶文社)、『平野恵理子の身辺雑貨』(中央公論新社)、『私の東京散歩術』『散歩の気分で山歩き』(山と溪谷社)、『きもの、着ようよ!』(筑摩書房)など、絵本・児童書に『ごはん』『おひなまつりのちらしずし』(福音館書店)、『和菓子の絵本』(あすなろ書房)など、共著に『料理図鑑』『生活図鑑』(越智登代子、福音館書店)、『イラストで見る 昭和の消えた仕事図鑑』(澤宮優、角川ソフィア文庫)など多数がある。

「2023年 『六十一歳、免許をとって山暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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