- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834085280
作品紹介・あらすじ
「100」って、いったいどのくらい? “いっぱい”っていうことはわかるけど、イメージしようとすると難しい……。この絵本では、どんぐり、貝がら、輪ゴムなど、子どもたちの身のまわりにあるものを100ずつ集めてみました。積み木が100個あったら、どんなお城ができるかな? 100匹の金魚がおよぐ水槽はどんなだろう? 自然光を生かして撮影された美しい写真で「100」をまるごと感じてください。
感想・レビュー・書評
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100個ある。
金魚だったり、積み木だったり。
100って物凄く沢山あるイメージだけど、意外と少ないんだと思ったりもした。
100っていう数の概念が目に見える形になってるのはなかなか面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の中では、穂村弘さんやヒグチユウコさんの装幀でお馴染みの、ブックデザイナー、名久井直子さんが絵本を発表されていたことを初めて知り、いつもの図書館にあったので借りてきました。
本書は、月刊絵本「ちいさなかがくのとも」から生まれた、「ふしぎなたねシリーズ」(3才~5才むき)の一冊であり、子どもにとって、漠然としたイメージを持つであろう、『100』という数に対して、井上佐由紀さんの、飾らない自然体の美しさを感じられる写真で一目瞭然としながら、その素材が子どもにとって身近な物であることも、興味を惹かせる要素として良いのではと感じました。
そして、これは思わず100あるのかどうか、つい数えたくなるようなゲーム性も面白い(別に疑っている訳ではないのだけれど)。
最初に、つみきが『1』。
次の見開きでは、それらで豪華な宮殿が作られた、その見た目も鮮やかな中、その数を数えてみたら・・・ぴったり100個ある(当たり前)。すごい。
次は、きんぎょが『1』。かわいい。
次の見開きでは・・・っと、なんだか重なり合っていて分かりづらい上に、私の視力だと少々辛い(^_^;) その中に一匹だけいる黒色の金魚がやけに印象に残る中、数えるのは断念。きっと子どもたちなら、喜んで数え出すことでしょう。
次は、いきなり、わごむが『100』だが、積み重なっているため、これは数えられないねと思ったら(何故かほっとする)、次の見開きで数えやすくしてくれました(笑) でも、こうして見せ方を変えるだけで同じ数に見えないのは、なんだか面白い。
その後も、まだまだ続くのだが、井上さんの写真で特に印象的だったのが、表紙の風船の(勿論、これも100個ある)、ややのっぺりとした非現実的な感じが、写真ではなく絵に見えたのに対して、裏表紙の顔が描かれたそれを見た瞬間、「あっ、写真だ」とすぐに分かったところが、まずあって、これは立体的な現実感(しかも手描きに人間らしさが)があることを目が認識したからということは、なんとなく推測できた。
また、風船ともカラフルな点で共通する、スーパーボールの『100』の写真は、まるで様々な惑星が浮かんでいるように見えてきて、こんな宇宙があったらいいなと思えてくる、幻想的な壮大さに夢のある一枚。
そして、最後の二つの『100』には、実際に集めたくなるような、自然の美しい恵みをたっぷりと味わえる魅力と、これくらいなら、子どもたちも楽に集められそうに感じられた点に、やはり100という数の割には少ない印象を抱かせられて、もしかしたら、子どもによっては、既にこれよりたくさん集めていそうな印象も抱いたことから、『100』という数字だけのイメージとはまた違った、可視化することで、その数を身近なものにしてくれたことには、100点満点なんて嬉しい言葉も合わさることで、きっと子どもたちに、より特別で素敵な印象を持たせてくれるのだろうと感じました。
本書は、翠さんのレビューがきっかけで、出会うことができました。
ありがとうございます。-
たださん、こんばんは(^^)
名久井直子さんはブックデザイナーさんなのですか!(初めて聞いたお仕事で調べてしまいました)
だからあんなにどれ...たださん、こんばんは(^^)
名久井直子さんはブックデザイナーさんなのですか!(初めて聞いたお仕事で調べてしまいました)
だからあんなにどれも魅力的なんですね!
1年生の読み聞かせに持って行きたくていつ持って行こうかとウズウズしている1冊です(๑˃̵ᴗ˂̵)2024/04/27 -
翠さん、こんばんは(^^)
コメントありがとうございます!
名久井さんは、ヒグチユウコさんのニャンコシリーズの装幀もしている方で、その作り...翠さん、こんばんは(^^)
コメントありがとうございます!
名久井さんは、ヒグチユウコさんのニャンコシリーズの装幀もしている方で、その作り方に独特なセンスを感じられて好きなのですが、翠さんのレビューが無かったら、絵本を発表していることを知らないままでいたのかもしれませんし、100という、数字とは異なる見せ方にも興味を持ち、読むことができました。
改めまして、ありがとうございます(*'▽'*)
そういえば、読み聞かせされているのですよね。どこかのレビューで読んだ記憶がありまして、実際の子どもたちの様々な反応を知ることが、この絵本の新たな魅力に気付くことにも繋がりそうで、どんな反応をされるのか、今から楽しみですね♪2024/04/27
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2017.3.8
1と100。金太郎飴に笑ってしまった。これ、数えちゃうよね。
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4歳5ヶ月
100の概念少しはわかったかな? -
2歳7ヶ月。図書館で読んだ本。
風船の本と言って息子が持ってきてくれた本。
一つの風船と100個の風船。一つと100が次々出てくる。たくさんを意味しているであろう100のイラスト、個人的には、え、こんなもの?と数えて無いけれど思ってしまう。たくさんとひとつの世界観はとてもきれいだった。さすが名久井直子さん。たしか装丁家の方だったよなあ〜 -
【息子4歳セレクト】
金魚が1だったり100だったり。
数えようとするのでやめてーとなる笑
まとまった輪ゴム100と
散らばった輪ゴム100の対比が良かった◎ -
「100」っていったいどれくらい?つみき、金魚、輪ゴム、スーパーボールなど子どもたちにとって身近なものを「1」と「100」、それぞれ写真で対比した絵本。シンプルな構図の絵本ですが、100は「たくさん」ということを視覚的に感じることができます。カラフルな写真をじっくりと眺めるもよし、ひとつずつ数を数えてみるのもよし…と年齢によってさまざまな楽しみ方ができるところも魅力的な絵本です。
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100って聞くと、ものすごくたくさんのような気がします。実際に並べてみると…おや、ちょっと印象が違うみたい。カラフルな写真で「100」を見せるシンプルな絵本。本当に100あるかな?ちょっと数えてみたくなります。
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長女 3歳1ヶ月
次女三女 1歳2ヶ月
100という数を自然に美しい写真で感じることができる。
これを読んで家の本を100冊並べて写真を撮ってみた。他にも100あるものを並べて自分だけの100の本を作ったら面白そう。
友人の出産祝いにも選びました。