えんどうまめばあさんとそらまめじいさんの いそがしい毎日 (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
制作 : 松岡 享子 原案・文 
  • 福音館書店
4.12
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本棚登録 : 489
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834086584

作品紹介・あらすじ

小さな家にえんどうまめばあさんと、そらまめじいさんが仲良く暮らしています。二人ともそれは働き者なのですが、ひとつだけ困ったところがあります。何かをやっている途中でも、他にしたいことを見つけると、すぐにやらないと気が済まないのです。やっていることをほったらかして、次々新しいことを始める二人の顛末をユーモラスに描きます。

感想・レビュー・書評

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  • 小川洋子さんのラジオで聴きました。
    松岡享子さんの最後の作品(原案とあります)
    スロヴァキア共和国在住の降矢ななさんとリモートで何度も打ち合わせをして生まれた絵本だそうです。
    すごい!
    まめまめしく働くおばあさんとおじいさん、
    なんて素敵な日常でしょう。
    すぐに始めないと気が済まない二人。
    やりっぱなしです。
    アハハです。
    画面の絵の伸びやかなこと。
    出版には間に合わなかったそうですが、その前の本を手にして亡くなられたとか。
    安心なさったことでしょう、松岡享子さん。
    こんなゆるやかな絵本になったのですから。

    ≪ つぎつぎと 野菜も家畜も えがおだよ ≫

    • アールグレイさん
      こんにちは(^_^)/かよこさん

      降矢ななさん、昔絵本で降矢さんの本は、何冊も楽しませて頂いたと記憶しています。
      懐かしい!そのひと言に尽...
      こんにちは(^_^)/かよこさん

      降矢ななさん、昔絵本で降矢さんの本は、何冊も楽しませて頂いたと記憶しています。
      懐かしい!そのひと言に尽きます。残念ながら、松岡さんは存じ上げません。覚えていないだけでしょうか?
      海外に住んでいてもリモートで会話ができる、便利な現代です。
      (^o^)/~~~
      2022/09/03
    • はまだかよこさん
      アールグレイさん、コメントありがとうございます。

      神戸市出身の松岡享子さん、私より10歳ちょっと年上の方です。
      私が学生時代、家庭文...
      アールグレイさん、コメントありがとうございます。

      神戸市出身の松岡享子さん、私より10歳ちょっと年上の方です。
      私が学生時代、家庭文庫を開いておられ憧れていました。
      翻訳はもう数え切れません。
      語ると熱くなっています(笑)
      ブルーナの「うさこちゃん」今はミフィーですね。
      「しろいうさぎとくろいうさぎ」、「おやすみなさいフランシス」、「ヘンリーくん」シリーズ、「くまのパディトン」シリーズなどなど。
      ご自身のお話は
      「とこちゃんはどこ」「おふろだいすき」などなど、これもたくさん。
      こどものための本に心を砕かれた方でした。
      きっと目にされた本、多いと思います。
      2022/09/03
    • アールグレイさん
      絵本の題名を聞いて、ナルホドと思いました!確かに懐かしい本の中にありました!
      (゜o゜;)
      絵本の題名を聞いて、ナルホドと思いました!確かに懐かしい本の中にありました!
      (゜o゜;)
      2022/09/03
  • 全部やりっぱなしのおじいさんおばあさんのお話。
    思いついたら次々と新しい事に移っていってしまうから、初志貫徹にならない。
    子ども達はそれが面白いらしいけど、なにか障害があるのでは?と思ってしまう私はつまらない大人なんだなぁと思う。

  • 小さな家に仲良く暮らす、えんどうまめばあさんとそらまめじいさん。
    働き者の二人はまめまめしく働いていますが、ひとつだけ困ったことがあります。
    それは、何かをしていても、ほかにやりたいことが見つかると、すぐに始めないと気が済まないのです。

    いやいやそれは、2人だけでは無いですよー、働き者でない私もですよ、とにやにやしつつ。
    アレが気になって始めようとしたら、こちらも気になって。
    お腹が空いて1日を終える、そんな2人がほのぼのとして微笑ましい。
    えんどうまめばあさんのエプロンとかそらまめじいさんのツナギのみどり、テーブルクロス、ベッドカバーとカラフルでおしゃれな絵も素敵。

    「暮らす」ということが大事。
    いそがしく、たのしくね。

  • えんどうまめばあさんとそらまめじいさんは、とても働き者だが、ひとつだけ困ったことがある。何かをしていても、他にやりたいことが見つかると、すぐに始めないと気がすまない。おばあさんは、えんどう豆のつるを巻きつける棒を立てにいったのに、ぼうぼうに生えた草を見つけると、草取りを始めてしまう。取った草をうさぎに持っていったのに食べさせず、壊れていたうさぎ小屋の修理をおじいさんに頼む。作業小屋に修理道具を取りに行くと、穴の開いた作業着が気になる。小屋から出たうさぎを追いかけたり、屋根の修理を始めたりする。やっとうさぎ小屋の修理を終えて、晩ご飯を食べて、ベッドへ。その時、おばあさんがえんどう豆のつるの棒のことを思い出し、立てることができた。(32ページ)
    ※そうそう、私も用事があって2階に行ったのに、全然違うことをして、何をするかを忘れるようになりました。おばあさんたちは、他人事とは思えません。もうすぐ、65才だからねえと、受け入れています。

  • 〝小さな家に<えんどうまめばあさん>と<そらまめじいさん>が仲良く暮らしています。二人ともそれは働き者なので、朝から晩まで働いています。ただ、ひとつだけ困ったことがあります。何かをしていても、他にやりたいことが見つかると、すぐに始めないと気が済まないのです...〟やっていることをほったらかして、次々と新しいことを始める二人の、まめまめしく働く、まめ夫婦を描いたユーモラスなお話絵本です。(作者の言葉より~「暮らす」ということが大事。忙しく、楽しくね。)

  • 味のある絵です。えんどうまめばあさんがえんどうまめを育てるのに支柱を立てに行くところでシュールだなと思ってちょっと笑ってしまいました。

    用を足しに行った先々で次々とやらねばならないことに行き当たり、どんどん最初の用事が未完のまま忘れ去られて行くのですが、思いついたらすぐに用事を足さないと気の済まないえんどうまめばあさんとそらまめじいさんは、はっと気づいたその時が夜中だったおかげで起きだして…と言う展開なのですが…。
    そういうこと、ありますよね(笑)用を足しに行った先で別の用を思い出しそれを済ませているうちに本来の目的を忘れる…すごく時間が経ってから「あ!」ってなる(笑)
    大人の方が笑える一冊かも、です。

  • とにかく愛らしくて、見ていたくなる。
    庭の間取りがとっても素敵です。

  • 絵が好きとかじゃなくて、こういう心持ちで穏やかに暮らしたい。

  • 思いつくとすぐにやり始めてしまう働き者のおじいさんとおばあさんの一日。
    今年亡くなられた松岡享子さんの遺作。降矢ななさんの絵が、雰囲気に合っている。

  • 毎日が忙しくも、なんかほっこりするおじいさんとおばあさんの暮らし。

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著者プロフィール

降矢なな 1961年、東京に生まれる。スロヴァキア共和国ブラティスラヴァ美術大学にて石版画を学ぶ。絵本に「まゆ」シリーズの他、『めっきらもっきら どおんどん』『きょだいな きょだいな』『ちょろりんの すてきなセーター』『ちょろりんと とっけー』『おっきょちゃんとかっぱ』『たあんき ぽおんき たんころりん』『あいうえおうた』『ねえ どっちがすき?』(以上、福音館書店)、『ピーターとおおかみ』「おれたち、ともだち!」シリーズ(以上、偕成社)など多数。スロヴァキア共和国在住。

「2023年 『まゆとおおきなケーキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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