- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834086621
作品紹介・あらすじ
大荒れの海。男性と女の子と犬を載せた船は、自然の猛威の前に大破。遭難してしまいます。命からがらたどり着いたのは「しま」。でもそこはカメの甲羅の上だったのです……。『しま』は字のない絵本です。ヤンセンさんの、深みがあってさわやかで、心地よい夢のなかにいるような絵は、読む人の数だけものがたりが生まれることでしょう。字のない絵本はたくさんありますが、『しま』は絵を「読む」絵本です。
感想・レビュー・書評
-
心が温かさでいっぱいになる絵本ですね。
字のない絵本です。
美しい、優しさと、勇気と、感動の絵本です。
『大荒れの海で船が大破。
男と女の子と犬がたどり着いたのは
「しま」。でも、そこは
カメの甲羅の上だったのです……。』
15か国以上で話題をよぶ、オランダ発の字のない絵本。
ページをめくった人の数だけ
ものがたりが生まれるでしょう。
一つ一つの絵が優しさにあふれています。
色彩の美しさとメルヘンの世界が、物語の深刻さを和らげて、静かに心穏やかになります。
カメの優しさもそうですが、魚たちの表情がユーモアと笑顔に満ちていて、最後のページで涙があふれました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
赤い帆の船が大破して、男性と女の子と犬がたどり着いた小さな島。
星空の下の暗闇、青空、ときに大きな魚と出くわし、氷の間を抜け、鳥達に出会う。
とにかく色鮮やかで、文字がなくても、彼らの表情や仕草でページをめくるのが楽しい。
魚たち、鳥たちが圧巻。
そして、ラストの優しさに胸がいっぱいになる。
よい旅が出来たー! -
文字なし絵本。
絵がカラフルで、水族館で彩りの美しい水槽を眺めているときのようなワクワク感があった。亀さんがとても素敵だし、最後の着地もほっこり可愛い。 -
『しま Island』は、文字も解説もない絵本。 嵐で遭難した父娘と一匹の愛犬が、命からがらたどり着いたのは小さな「しま」でした。でもそこは、南の海で優雅に泳ぐ巨大なカメの甲羅の上だったのです。みんなは、カメの背中だと気づいているのか、いないのか、そこで静かに暮らしています。釣りをしたり、流れつく木材を集めて家を建てたり、渡り鳥がご近所さんになったりして、時がすぎていきました。そんなある日、カメは大勢の人が乗った客船を見つけるのでした・・・。色彩鮮やかな絵を見ながら、それぞれの物語を紡いでいく絵本。
-
ああ、そうなのか。と、ほっこり。
-
絵だけで語る。
ダイナミックな生き物たち
やさしい島が送り届けてくれる -
字のない絵本
連休にぼーっと縁側で眺めた午前中。
いい時間だった。 -
オランダ出身のイラストレーターである作者の作品は450冊以上にもおよぶが、日本では本作品が初翻訳。大荒れの海で難破し、男性と女の子と犬は島に辿り着く。でもそのしまの正体は、、、。文字のない絵本は色彩が独特かつ複雑に混ざり合い芸術的。最初から愛に溢れて優しい物語で、クライマックスは感動を覚えます。この物語、セリフの一つもない音楽だけの舞台とかになったら面白いかもなぁ。魚好き海好きには凄く癒やされる最高にかっこいい絵本です。
-
色合いに、目の表情に、
そして、女の子のダイブに
愛がいっぱい詰まってた!