ヴィンセントさんのしごと (こどものとも絵本)

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  • 福音館書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834087611

感想・レビュー・書評

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  • 日本人作家さんが手がけたとは思えないような、外国の雰囲気漂う絵本だなぁと思いました

    街並みやヴィンセントさんの部屋や仕事場どのページの絵もヨーロッパの「どこか」を思わせます

    規則正しい生活をしているヴィンセントさんは、あまり表情も描かれておらず
    一見すると何を考えているのか分からない、気難しそうな印象です

    しかし、子どもたちの手紙をひとつひとつ丁寧に読み、問題解決をする・夢を叶えるという
    仕事をしている心優しい人なんです


    さて、南の島の男の子からの「雪をみたい!」に答える為
    頑張って、計算やらなんやらをするヴィンセントさん

    最終的には、えっ!?と
    こちらが驚くようなやり方で解決しちゃいます

    こんな風に出来たらいいなぁ
    なんて、考えたり想像したりして楽しい時間を過ごせたのは、
    小さな子ども時代だけと思っている人は沢山いるのでは?


    実は、想像やイメージをすることは脳に良い影響を与えるそうです

    自分の理想を出来る限り具体的にイメージしてみると、
    当然空想ですから、現実の生活とは違う訳ですが
    実際体験したことのようにリラックスしたり、幸福を感じたりするそうです

    潜在意識と顕在意識の割合は、8対2くらいとも言われていて、
    私たちは、ほとんど無意識のうちに行動しているということ

    つまり、イメージや空想をすることは、大人にこそ必要な時間
    忙しい手を止めて、少しだけ空想する時間を持つ
    そんな心の余裕も持ちたいですね

  • 図書館本。次女に借りた絵本を長女がもれなく読む。子供たちから届いたリクエストの手紙を解決するヴィンセントさん。梯子を繋げて、空高くある雪雲をえいやと南の島に動かします。

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著者プロフィール

乾栄里子 1964年、東京に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業後、インドへ留学。バナスタリ大学でテキスタイルを学ぶ。絵本に『バルバルさん』(福音館書店)『ふくろうのダルトリー』(ブロンズ新社)『ぽんこちゃん ポン!』(偕成社)『つられたらたべちゃうぞおばけ』(童心社)『ちびうそくん』(PHP研究所)『おわんわん』(ひさかたチャイルド)『おしりだよ』(教育画劇)などがある。東京都在住。

「2021年 『バルバルさん きょうは こどもデー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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