- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834251760
作品紹介・あらすじ
ケガや病気など身近なトラブルから、ふいの事故や災害まで。家族に愛されるパパになるための1冊。
感想・レビュー・書評
-
安藤氏の主張が全面に出ていて面白い。
○親の負の要素を引き継ぐな!
→体罰で厳しく育てられた男性は、同じことをしがち
→負の連鎖をセルフコントロールで断ち切ろう
○自分で着る服は、自分で
・授業参観は、カジュアルで。自分の好きな服装を。
・こどもの服のサイズは、普段の家事手伝いで知っているはず
・でかけたときに、いま足りない、こども服を買って帰ろう
○こどもに絵本を読み聞かせよう。
○家庭のマネジメント
・妻のバイオリズムも観ながら生活している
・妻には、「観る(観察する)」や「看る(看護する)」姿勢で。
○こどもが母に怒られたら
・そっと、ファミレスに連れて行き、クリームソーダを注文し、
「これ、ナイショだぞ。君だけのスペシャル企画なんだからな。」
君は、特別な存在なんだ。と伝える。
○習い事
・毎日、自由に遊んで、自由に使える時間がたっぷりある
・その日、その日にある物事を全身で楽しんでいる息子を見ると
「おまえ、ちゃんとアタマもカラダも使っているから、
習い事なんかしなくてもこのまま行けばいいよ」
と思えることが、子供を信じること。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロックな子育て本。口語的な口調で進む内容はパパ初心者には学びと気づきが多いと思われる。著者のリーダーシップのようなものを文脈から感じ取るところに最大の魅力を感じた。
-
会社の先輩♂からお客様打ち合わせにいくのを代わってくれないかと打診された。
したの子が具合が悪くて早退したいからと。
いくらイクメンブームといえど「朝は保育園送りにいく」とか「休日面倒みる」ってひとがほとんどで、平日自分の働き方変えてまで育児するってひとはまだ少ない。
なので、この先輩♂のように周りに多少迷惑かけても(でもお互い様)子ども優先するって尊敬する。
そういうパパさん、増えてほしいな。
で、この本についてだけど、父親ももっと育児に主体的に臨むことで仕事にも活きるし何より人生を豊かにしてくれると思うんだよね。
タイトルにもある家庭の危機管理、って仕事のリスク管理にもつながる考えだし。 -
2013年10月20日読了。3・11の災害後、タイトルとおり父親が父親の観点で取り組むべき家族の危機管理について述べた本。だがマニュアル的な本ではなく、内容はやさしい。危機といっても自然災害だけでなく、夫婦喧嘩・離婚調停、単身赴任・父親自身の病気・怪我なども家族の危機には違いない。まずはこれらの危機がそもそも発生しないよう、育児へのかかわり・パートナーへのいたわり・家庭への強いコミットといった、日常から「家族の強さ」を高める努力(それも「ムリやり努力する」のではなく、「笑顔で楽しんで取り組む」こと)が必要ということだな。危機に際してどうこうするのは真の危機管理ではない、想定できるリスクに対してはあらかじめ対策を考えておくべきということか。コトが起きたときに後で後悔しないよう、やっていこう。
-
安藤さんの本を読むと自分の生き方がかっこ悪いなー
と思ってしまう。
ロックな生き方。間違ってない。
「生き方を変える」
まさにそれができるとかっこいいな。
将来の夢を聞いたら小6の半分が「公務員になること」。
なんとも悲しい。
心配になるのが、子どものために趣味などをすべてを封印してしまう。
それで笑える父親になれのか・・・
「バイク売りました・・・」
でもギターもってスタジオ入らせてもらってるのですべてじゃない。
封印した分、他に家族とできる趣味ができたのもある。
自分の服を選ぶことは当然、出張の支度にしろ、
基本的に自分のことは自分でやる。
子どもの服選びも散々口出しする。
ただ「服をその日の気分で選ぶ」というレベルにはなってないなぁ。
「子育ては期間限定」
時期によって仕事も家庭もバランスを可変できる状態にする。
大事なときに、やりたいことが見つかった時の為に、
少しだけ貯金しておいてあげる、その話も直接する。
というのもなかなか夢を持たせるいいアイデア。
危機管理ハンドブックという面ではちょっと物足りない。
確かに普段の生活自体が一番の危機管理かもしれないが、
本のタイトルと整合性というか、
他の著書と比べての差別をもう少ししてほしかった。
あとロック好きな自分でもロックを動詞にするのがちょっと気恥ずかしいw -
読了時間40分 普段父親してない人には軽く読んで見つめ直すのには良い本 普段から妻と協力して育児やってる僕からしたら「どこがハンドブックだよ そんなのちょっとだけやん」って思う 気になる記述は94ページ こどもを叱った時のフォロー。「パパとママ両方から追求されると、いくら本人が悪かったとしても精神的に逃げ場がないので、わが家では、僕が叱ったときは妻が、妻が叱ったときは僕が、子どもをフォローするようにしているのだ。」とある うちは叱った人間本人がこどもへのフォローにあたる。叱ってあと子どもが落ち着いたらきちんと話をするようにしている 叱った人間が叱ったままにしない
こんなところかな 資料的なところは自治体等でハンドブック化して手元においておいてほしいものだ -
【読書その46】ファザーリングジャパン(FJ)代表の安藤哲也氏の「父親の危機管理」についての本。東日本大震災の発生以降、これまで以上に危機管理が問われている中で、来月父親になる身として、父親としての危機管理力を高めるため、手に取った本。この本を読んで感じたのは以下の3点。
①「備えよ常に」
これは、幼少期に参加していたボーイスカウトのモットー。本書を読んで、この言葉を思い出した。大震災などの有事が起こった際にバタバタするのでは遅い。大切な家族を守るために、防災ミーティングを行い、避難用リュックの準備や緊急連絡先、避難場所・ルートの共有を行い、リスクマネージメントしたい。
②「地域活動への参加」
最近感じていることで、本書を読んでさらに感じたこと。子育ては夫婦だけの力ではできない。本書にもあるように、地域のパパ友やママ友、子供の保育園の父母会、小学校のPTA等とつながりを持ち、地域の中で積極的に活動し、仲間を増やすことが、地域で危機管理につながる。例えば、通学路から子供が帰るときに、近所の人たちに見守られるなど、リスクマネージメントになる。それは家族のセーフティネットをさらに増やすということだ。
③「親になったらOSを入れ替え」
FJの安藤氏の言葉。正直、父親になることがわかり、自分自身のOSはすごいスピードで更新されている。こんなに自分の価値観が変わるとは思わなかった。まだ子供生まれていない状況だが、自分自身の仕事のやり方を見つめなおし、これまで以上に家族をしっかり支え、自立して生きていけるよう、しっかりと成長していきたい。