メトロ (eyesコミックス)

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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834264524

作品紹介・あらすじ

性に対して親から抑圧され続けてきた水葵は、通学中の電車内、いつも同じ時間、同じ車両で見知らぬ男に体を触られていた。逃げることは出来たのに、その行為を受け入れてしまう水葵。ある時、水葵はその男──忍を見つけ出し、取引を持ちかける。「…教えてください。電車でした、それ以上のこと」マゾヒスティックな水葵の“命令"に、淡々と応えていく忍。しかし、背徳に耽り、欲望に溺れる日々の中、無感情だった忍にも、次第に変化が訪れ始め……。闇を抱える男×抑圧に苦しむ少年の、生々しくも美しい、インモラリティ・ボーイズラブ。

感想・レビュー・書評

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  • ぶっ刺さりました!!私の癖でした。。。

  • ☆3.5

    SM要素はそんなに無かった。歪な2人が傷を舐め合うかのように過ごす話。絵は好みだし、受けの表情もすごく良かった。
    電子シーモア 白線

  • 試し読みからストーリーが気になって購入。性的なものを抑圧した結果 逆に痴漢的なシチュエーションに興奮するという主人公に共感する部分があり刺さった。なかなかこういう欲望ってお話として描きにくい気がするし下手すると淫靡な感じになりそうなのだけど そうなってないところが救われた。いろいろ致すシーンもなんかさらさらしていて
    自分自身の「汚い」という価値観も揺さぶられた。
    こんな仄暗いストーリーはあまり手に取らないのだけど これは惹かれました。
    忍さんに幸せになってほしい。

  • 再読。痴○BLふえてほしい()

  • 苦しくても好きな人となら苦しみながらも生きれる…
    2人にしかできない共依存

  • ▼あらすじ
    性に対して親から抑圧され続けてきた水葵は、通学中の電車内、いつも同じ時間、同じ車両で、見知らぬ男に体を触られていた。
    逃げることは出来たのに、その行為を受け入れてしまう水葵。
    ある時、水葵は男――忍を見つけ出し、取引を持ちかける。
    「…教えてください。電車でした、それ以上のこと」
    マゾヒスティックな水葵の〝命令〟に、淡々と応えていく忍。しかし、背徳に耽り、欲望に溺れる日々の中、無感情だった忍にも、次第に変化が訪れ始め……。
    闇を抱える男×抑圧に苦しむ少年の、生々しくも美しい、インモラリティ・ボーイズラブ。

    ***

    ストーリーの完全度:高い
    トーン:背徳・シリアス・ダーク
    エロ度:非常に高い
    萌え度:高い
    総合評価:★4.5

    積み本崩し。初読みの作家さん。
    丸々一冊表題作で、タイトルからして痴漢モノかと思いきや痴漢はただのきっかけに過ぎなかった。(どちらかといえばSMモノだった笑)
    全体的に仄暗い雰囲気で、性的な物を病的なまでに嫌う母親の抑圧から逃れるように見知らぬ男との関係に溺れていく受けの描写が妙にリアルで生々しさすら感じました。
    背徳的なエロが好きなので非常にドキドキしながら読んでいたのですが、浣腸シーンはちょっと吃驚。しかも受けが漏らしそうになるので汚い描写が苦手な私はその部分だけ少しヒヤッとしましたが、想像していたような展開にはならなかったので一安心…(^^;)
    他は縛ったりベッド以外でするシーンがあったりするくらいなのでSMモノとしては軽めです。ただ、雰囲気が雰囲気なので落ち込んでる時とか気分がブルーの時にはあまり読みたくないかも(笑)
    コマ割りと構図の巧さに魅力を感じる作品で、共依存だけど最後はほのかに希望が見えるラストなのが良かったです。受けが立派な襲い受けに成長してくれたので、その調子で感情が死んでる攻めを引っ張っていってもらいたい。それでいつの日か攻めに笑顔が戻るといいな。

  • 母親から性に関するものを抑圧されている主人公が電車で痴漢してきたと関係を持つ。攻が、ただのエロくて欲望を解放してくれる人って役割じゃなくて、求めているものが意外だった

  • 仄暗い共依存

  • ★3.5。なかなかほのぐらいトーン。痴漢ものだけど表紙のようなドロドロではない(笑)
    攻めが罰を欲して罪を犯していたのは意外性あって良かった。受けは毒親で精神的に病んでるところ、攻めとの背徳的な行為に救われていく。
    ただ受け攻めの魅力が弱いのでなかなか読み進めるのに気力が…

  • SONYの本屋にて読了。
    感情や感覚の抜け落ちた男×母親から抑圧・束縛を受ける高校生の、痴漢行為から知り合ったソフトSMな関係。

    感じたことを出力するのが難しい作品……。
    Metro 完 からが本番みたいな奇妙な関係だな、と思いました。
    本編は受けの水葵が、元夫を恨む母親による性からの隔離と監視・攻めの忍に出会ってその檻から出ようとする心の変化が軸のようで、読む前から聞いていたように、確かに二人の関係については続編があるのではと思わされます。
    忍の場合は、水葵と出会ってから感覚を取り戻しつつある点では本人には急で、けれどラストおよび完のあとを読むと、水葵の押しに観念した・水葵の命令に従うという生き方を選んだ大きな前進と、一人の日常はまだ停滞とゆるやかな変化の中にあるよう。水葵が家を出られる日までは、取り敢えずこのまま続いていくのだろうと感じました。
    水葵といられる時間が長ければ長いほど、忍さんは僅かずつであってもより取り戻すものと新しい日々が増えていくのでしょうか。
    私たちが触れていい部分は完結しているとも言えます。

    本郷さんの作品は、サラサラしていて読みやすく感じるのに、コアの質量がすごいのが何これ……ってなりますね。
    読み手が考える余地の残し方が上手い。(世田谷のときにも似たようなことを書いた気がする)
    電書特典は、本編よりももう少しだけSMなこと、でした。

    210810追記:
    作者が同人誌として『商業特典まとめ本』を出しています。
    電子特典を除く、世田谷とメトロの特典まとめ+描き下ろしで、メトロの描き下ろしは電子特典の続きになります。

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