- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835440064
作品紹介・あらすじ
「三銃士」から二十年後。宰相マザランの要請でダルタニャンは旧友三人を訪ね、また共に働こうと誘う。だが快諾したのはポルトス一人だった…。
感想・レビュー・書評
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1巻からずっと面白いんですよ?
面白いんですけど、三銃士が別れ別れになってしまうのがなんとも寂しいというか物足りなく感じます。
この巻から第二部に突入しダルタニャンも40歳になっているので、若い頃とはまた違った魅力がある。
ダルタニャン以外の視点で進む箇所がけっこう長くて、それが個人的には少しだるく感じた。その辺やっぱり彼が主人公なんだよなあと実感(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第1部から20年後が舞台。フロンドの乱を背景にダルタニアンとアラミス、ポルトス、アトスの話が始まる…。
というか、「フロンドの乱」の記憶がすっかり抜け落ちているので、まず世界史をちょっとおさらいしてから読み始めた。相変わらずリーダビリティが高いのがさすが大デューマ。続巻にこのまま突入。 -
「三銃士」編からずっと後、「二十年後」といわれるシリーズの第1巻。とりわけこの巻は副題があまりにも素晴らしく、私の生涯ベスト1ではないかと。活劇、戦記ものには必須のモチーフだ(笑)。「叛軍」って単語は、今の小説からは出てこないっすよ!
銃士隊見習いだったダルタニャンも結構な年齢となり、要職についております。アトス・ポルトス・アラミスの三銃士もそれぞれの道へ進んでおりましたが、副題のとおり。でも、決定的な出来事があったふうじゃなくて、なんかゆるいんですよねー。特にポルトスの台詞なんか(笑)。それに、意外と面白いのが、リシュリューの次の枢機卿、マザランのあしらわれ方。ことあるごとに「あのイタリア人は」とか、「先代の枢機卿のほうが…」とか、全方位からチクチク言われてるし(笑)。
それに、ここで三銃士の次の世代も登場。ラウル君はもう、この物語の良心だよ~。
これまでどおりのトンデモ感は保ちつつ(笑)、新しい展開もてんこもりでございます。☆5つかな…とも思うんですが、なんだか当時の記憶として微妙だったところもあるので、1つ引いたこの☆です。 -
2009年10月11日読了。20年後のダルタニャンたちは敵味方に分かれてしまう。中年の彼らもやっぱり面白い。
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ダルタニャン物語の第2部。3~5巻は、主人公ダルタニャンは40歳くらいである。
1部で華々しいハッピーエンドを迎えたものの、あれから20年。彼は腐っている。だって1部のラストで副官になって、20年間そのまんまなんだもの。その彼が久しぶりに活劇に巻き込まれていくんだけど、1部であんなに固い友情に結ばれていた4人が、敵味方に分かれてしまうのが趣向である。
なかなかそのあたり、上手い。いつまでも若くないというか、ちょっと人生に達観して、ずるさも身につけている感じがすごくわかる。結局はあの頃と同じ友情と情熱を取り戻していうのだろうけど、なかなか説得力があるのだ。
物語としては、まだ完全には始まっていない感じで、全体がエピローグって雰囲気である。その中で、直接主人公でない人物による脱獄の話が、とても面白く、この第3巻の中での山場になっている。
2004/11/11 -
20年後の話だけど、色あせない友情!策謀!たのしい!
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2010/05/14 相変わらず行動原理にはついていけないが、おもしろいよこれ。地図が手元にあるといい。
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2010.02.04. 23:45 読了
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三銃士+ダルタニャンが歳を取っている!!おおおおお!!
という感動とともに読み進めました。
友情は変わらず。これからが楽しみです。
ラウルってアトスの息子なんすけど、
うちの犬と同じ名前なんすよねえ。嬉し。 -
ご存知「三銃士」(一発変換できた!すげえな!)。ミレディ打倒後のダルタニャンほか4人の活躍を描いたもの。正直3巻以降の方が面白い!