- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837908036
作品紹介・あらすじ
『三国志』の英雄、曹操・諸葛孔明、「風林火山」の武田信玄、そして、皇帝ナポレオン-百戦錬磨の名将たちが座右の銘とした『孫子』とは。現代にも通じる深い人間心理の洞察と勝ち残りの戦略。そのエッセンスを説く「孫子の兵法」入門。
感想・レビュー・書評
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昨日の放課後、一人の男子生徒がカウンターで
「先生~・・・・・。」と明るく、でも少し真剣に、悩んでいることがあると話しかけてきました。
何でも、切れてしまうから切れないようにするにはどうすれば、と言うようなことでした。
よく聞いてみると、クラスが真面目でない時にもっと真面目に、と言うのだけれど、不真面目なクラスメートが聞いてくれないどころか反対に真面目であることをからかわれるから、そうすると切れてしまうのだそうで、切れずに対処する方法はないものか、切れなくするにはどうすれば・・・・となぜか私に相談(?)してくるので、悪いのはあなたでなく、不真面目な相手だから、本来反省しなければいけないのは相手でしょう、と言うのですが、とにかく切れる自分が嫌だと言う。
で、書棚を回りながら、この「孫子の兵法」を一緒に見ながら
「ほら、彼を知り、己を知れば百戦危うからず・・・とか・・・」
とにかくあなたは悪くない。。。
温厚な先生でも生徒の授業態度が悪かったら切れるときもあるでしょう、とかいろいろい話していると、少しホッとしたようで、
「うん。この本借りていくわ。このあたりの本、もう少し見てみる」と言いながらそのあたりの本を見ていました。
そして、帰りにその孫子の兵法ともう一冊、分類159の人生訓の本を借りて帰っていきました。
悩み事があったときに、【本】から何かしら得ることができるということ、素敵ですね。
K君、頑張れ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冷静に分析、判断をして臨機応変に行動する・感情に左右されないといった、難しくなく当然のように見えて、実践はできていないことが繰り返し書かれていた。
以前、一枚岩になってないのではないか!と指摘を受けたことがあるが、なっていなかったかもしれないしヒビが入ってボロが出始めていたのかもしれない、とふと思い出した。 -
戦わずして勝つ、勝算なきは戦わず、など、当然であるが人生のいろんな局面で役立つ言葉が数多くあった。
あくまで戦うのは最終手段で交渉で勝負を付ける発想には共感する。恐らく、自分がどういう境遇、年齢かに寄ってどの言葉が響くかも変わってきそうだと感じた。改めて読み直したい本。 -
・進ンデ名ヲ求メズ、退イテ罪ヲ避ケズ
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誰ですか、仕事中に携帯いじりながら「孫子って誰よ?」とか言ってるのは! 孫子を知らなくても「諸葛孔明」「武田信玄」「ナポレオン」3人の中の誰かは知ってることと思います。この本では、百戦錬磨の英雄たちが愛した「孫子」を、例を挙げてわかりやすく説明しています。上昇志向を持つサラリーマンの必読本。
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有名な孫子の兵法を分かりやすく解説した本。
三国志が好きなら、尚のこと良し。
でも、なかなか現代社会への応用が解説されていない面、読み物としての本で留まっている。 -
一時の感情で動かない。
準備情報が大事。
負けそうな戦しない -
著者の説明が素晴らしい。さまざまな歴史的な事例を参考にわかりやすく孫子を解説してくれる。
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孫子の兵法本は初。有名な言葉は知っていましたが、改めて2000年以上前の教えである事にはただただ驚きを覚える。戦争というシチュエーションにおいてMECEに状況を整理して明確な対策が記されている。また、戦略を遂行する人の感情を大切にするべきであるとも。知識は時間の流れと共に移り変わるものの、知恵というのは普遍的なものであると感じられた。
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素晴らしい内容であるが、実際現代社会で、どこまで内容が通じるのか、よくわからない。