「論語」 人間、一生の心得

著者 :
制作 : 竹内 均 
  • 三笠書房
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本棚登録 : 48
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837924081

感想・レビュー・書評

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  • 自分の中の「知」「仁」「勇」を成長させられるよう、そしてそのための努力を忘れないよう、年に一度くらいは読み返さなければ。

  • 論語を実経済や企業経営など、現実世界に適用した渋沢栄一による解説本。さすがに実業家として成功した人だけあって、言葉に重みを感じる。
    ただし、書かれた時代背景のせいか、歴史観や人物評に関しては、現代における認識と比べると少々偏りを感じる。特に徳川慶喜について言えば、渋沢栄一にとっては見出してもらった恩はあるのだろうが、当時の武士(幕府側)から見れば無責任な感はあったのではないか。
    そういう部分を除けば、論語の解説本、入門書としてはとてもオススメ。

  • 現在の自分の力では論語は表現と意味するところの深さともにとても難しく、原文を読みこなすことができない。近代日本のビジネスの祖ともいえる著者による解説は、実感しやすく理解を深めることができた。とても有益な書であった。

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著者プロフィール

渋沢栄一:1840(天保11)年2月13日、現在の埼玉県深谷市血洗島の豪農に生まれる。幕末はのちの将軍・徳川慶喜に仕え、家政の改善などに実力を発揮し、次第に認められる。 27歳のとき、慶喜の実弟・昭武に随行し、パリの万国博覧会を見学するほか、欧州諸国の実情を見聞し、先進諸国の社会の内情に広く通ずることとなった。帰国後は「商法会所」を静岡に設立。その後、明治政府に招かれ、のちの大蔵省の一員として国づくりに深くかかわる。1873(明治6)年に大蔵省を辞した後は一民間経済人として活動。第一国立銀行の総監役(後に頭取)として、同行を拠点に、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れた。また、「論語と算盤」として知られる「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業にかかわった。さらに、約600の教育機関・社会公共事業の支援や民間外交に尽力。実業家のなかでは最高位となる子爵を授爵する。1931(昭和6)年11月11日、多くの人々に惜しまれながら、91歳の生涯を閉じた。

「2024年 『渋沢栄一 運命を切り拓く言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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