あなたの人生に「孤独」を持ちなさい: “自分だけのモノサシ”のつくり方 (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 37
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837925187

作品紹介・あらすじ

もうひとつの「自由」がここにある。

よけいなものを切り離し、独りになる。
すると、自分の感覚が研ぎ澄まされ、
直感力が磨かれる。
それが人間としての深みと幅をつくり、
人生に「いい流れ」をも引き寄せていく。 ――山﨑武也


もっとシンプルに、
もっと心豊かに生きていくための
知恵が満載です!

「本物の魅力がある人ほど、
独りの時間を大切にする」
その理由とは――

◎「危険な道」がもっとも安全な道
◎ときにはテレビや新聞を捨てる
◎お金を「使わない」法
◎「群れる男」と「孤独な男」
◎本当の友人をつくるには
◎人生後半を居心地よく過ごす
◎「皆がしているから」をやめる
◎「孤独力」で自分を磨く

感想・レビュー・書評

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  • キーフレーズ
    行きづまったら「ひとり」になる。

    この本は、孤独にひとりで生きていくのがよい、と言っているわけではない。
    むしろ、人生は常に他者と関わり生きていくものである、と言っていると思う。
    著者自身も家族を持っているし、友人もいるようだ。
    この本で伝えているのは、他者と関わる以上、苦しみもあるし困難にも直面するが、そのときに、自分の状況から離れてみて(物理的にも精神的にも)、ひとりになる時間を持つことで、人生でなにが大切か、どんなことに価値があるかを考えなおすことができる、と伝えているように感じた。

    自分の気持ち・感情を押し殺し、人と馴れ合って生きていくことを皮肉めいた言葉などで批判したりしているが、それは逆に、人と関わることは避けようがないから自分を大切にしながら生きていきなさい、と言っているかのようだ。

  • 2014年の65冊目です。

    少々、意味深なタイトルですが、サブタイトルに”自分だけのモノサシ”のつくり方とある。
    自己の確信に満ちた価値観、言い換えれば人生観を持つためには、群れるな!と書かれている。自分を確立するために時間の持ち方、行動などを著者自身の経験から提案しています。例:ときには、テレビや新聞をすてる”ことによって自分の考え方を研ぎ澄まそうとか、自分の中に「毒」を持とうという節では、満場一致の意見には嘘つきがいるはずだといった感じです。著者自身も書いているが「孤高」な生き方を提唱しているようです。現代社会が、存在承認を得る為に、安易に周りと同調することを良しとする風潮にあることが、この著者の考えをいささか尖ったもののように見せている。「孤高」であることへのあこがれは、いつも抱いているが、かなり生きづらく、出来ることでもない。

  • チェック項目5箇所。悪口については、陰口はいけないといわれている、本人がその場にいないので反論する機会もなく、不公平そのものだからだ、そのうえに、陰でこそこそという雰囲気による陰湿さに不公正さが充満している、その点においては、本人の前でいう悪口には、不公平や不公正の要素はない、真実を率直に述べる限りは、歓迎こそされ否定されるべきことではない。人も群れていく動物である、強力なリーダーがいたら、それに従って皆と一緒に生きていく、そのほうが選択肢があるときでも一々どうしようかと考えなくてもすむので楽だ、また皆という防壁に守られているので、一応の安全は保たれている。独りで生きていこうとする人には、真剣な気迫がみなぎっている、そのエネルギッシュな考え方や行動力に人々は魅せられる、実際に動き回っているときも、仕事の場であれ個人的な生活の場であれ、張り切っているので心の迷いなどはまったく見られない。人を大切にすることは、自分を大切にすることである、その逆に人をおろそかにする人は、自分をおろそかにしている、損得勘定をしても、損をする結果になる、心の貧しい人は常に不満足をかこつ状態を続けなくてはならない運命になっている。

  • 孤独を楽しむ、孤独の良さを解く話は聞くが、孤独を「力」としてとらえられている観点が面白い。

    ■印象的だった箇所
    ・著者が病気だった頃の話。小さい時から病弱で本すらほとんどない情報から隔離された田舎に超して療養している際、できることと言えば「考えること」であったとのこと。その頃に今の価値観が画一され、人生の大きな財産となった。
    ・「太陽は空気を暖かくして内なる身体が温かくなるようにした。すると自発的に上衣を脱ぐようになったのだ。何事も頭ごなしに「させる」のは至難の業であり、人がする「気になるように」しむけていくのが王道である。」北風と太陽の話を思い出した。この話を部下との関係に悩んでいる某に話したがささらなかった様子。
    仕事上でもプライベートでも、私は絶対に太陽のポジションでいたい。(私は仕事・プライベートも結局は人間関係によるものなのであえて分ける必要はないと考えているが。)

  • タイトル・装丁・目次に惹かれて買ったものの…本文は必要以上に語彙が難しく、内容も薄い。私が本を書くときには、「伝わる言葉で書くこと」など、読み手に対する配慮をよくよく意識したい。

  • 孤独が力を持つ、あんまり電子でのつながりは私も依存したくないなぁとは思う。もう少し、隣の青い芝ばかり見ないで、自分の人生を孤独に見つめたいのだけど。

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著者プロフィール

山﨑武也(やまさき・たけや)
広島県生まれ。一九五九年、東京大学法学部卒業。ビジネスコンサルタントとして国際関連業務に幅広く携わるかたわら、茶道など文化面でも活動を続ける。仕事術、仕事にまつわる人間関係などのビジネス書での著作が多い。
著書に、『★いい加減のすすめ』『★気くばりがうまい人のものの言い方』 『★好かれる人のちょっとした気の使い方』 『★なぜか感じのいい人が気をつけていること』 『★シンプルに考えるほど人間関係はうまくいく』 『一流の人の心の磨きかた』 『さりげなく「感じのいい」人』 『「気の使い方」がうまい人』 『ちょっとしたことで「かわいがられる」人』 『*「孤独」はつくって愉しむもの』 『*話ができる男、バカになれる男、男が惚れる男』(以上、三笠書房、★印《王様文庫》、*印《知的生きかた文庫》)、『一流の作法』『一流の気配り』(以上、PHP文庫)、『弁護士に依頼する前に読む本」』(日経BP社)など多数がある。

「2023年 『安気な老後は一日にしてならず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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