あなたの人生に「孤独」を持ちなさい: “自分だけのモノサシ”のつくり方 (単行本)
- 三笠書房 (2013年11月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837925187
作品紹介・あらすじ
もうひとつの「自由」がここにある。
よけいなものを切り離し、独りになる。
すると、自分の感覚が研ぎ澄まされ、
直感力が磨かれる。
それが人間としての深みと幅をつくり、
人生に「いい流れ」をも引き寄せていく。 ――山﨑武也
もっとシンプルに、
もっと心豊かに生きていくための
知恵が満載です!
「本物の魅力がある人ほど、
独りの時間を大切にする」
その理由とは――
◎「危険な道」がもっとも安全な道
◎ときにはテレビや新聞を捨てる
◎お金を「使わない」法
◎「群れる男」と「孤独な男」
◎本当の友人をつくるには
◎人生後半を居心地よく過ごす
◎「皆がしているから」をやめる
◎「孤独力」で自分を磨く
感想・レビュー・書評
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キーフレーズ
行きづまったら「ひとり」になる。
この本は、孤独にひとりで生きていくのがよい、と言っているわけではない。
むしろ、人生は常に他者と関わり生きていくものである、と言っていると思う。
著者自身も家族を持っているし、友人もいるようだ。
この本で伝えているのは、他者と関わる以上、苦しみもあるし困難にも直面するが、そのときに、自分の状況から離れてみて(物理的にも精神的にも)、ひとりになる時間を持つことで、人生でなにが大切か、どんなことに価値があるかを考えなおすことができる、と伝えているように感じた。
自分の気持ち・感情を押し殺し、人と馴れ合って生きていくことを皮肉めいた言葉などで批判したりしているが、それは逆に、人と関わることは避けようがないから自分を大切にしながら生きていきなさい、と言っているかのようだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
孤独を楽しむ、孤独の良さを解く話は聞くが、孤独を「力」としてとらえられている観点が面白い。
■印象的だった箇所
・著者が病気だった頃の話。小さい時から病弱で本すらほとんどない情報から隔離された田舎に超して療養している際、できることと言えば「考えること」であったとのこと。その頃に今の価値観が画一され、人生の大きな財産となった。
・「太陽は空気を暖かくして内なる身体が温かくなるようにした。すると自発的に上衣を脱ぐようになったのだ。何事も頭ごなしに「させる」のは至難の業であり、人がする「気になるように」しむけていくのが王道である。」北風と太陽の話を思い出した。この話を部下との関係に悩んでいる某に話したがささらなかった様子。
仕事上でもプライベートでも、私は絶対に太陽のポジションでいたい。(私は仕事・プライベートも結局は人間関係によるものなのであえて分ける必要はないと考えているが。) -
タイトル・装丁・目次に惹かれて買ったものの…本文は必要以上に語彙が難しく、内容も薄い。私が本を書くときには、「伝わる言葉で書くこと」など、読み手に対する配慮をよくよく意識したい。
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孤独が力を持つ、あんまり電子でのつながりは私も依存したくないなぁとは思う。もう少し、隣の青い芝ばかり見ないで、自分の人生を孤独に見つめたいのだけど。