- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837936060
作品紹介・あらすじ
旧貴族のエッドは、大地のエネルギーを喰う核獣を狩る滅核獣師になるため、幼馴染みのラッセと共に準軍学校に入学した。相棒として彼の隣りにあることを信じていても、戦士として、そして女としては少しだけ自身がなかった。けれど王制復活を目論む反乱により、ラッセが核獣の王として覚醒してしまう。冷たい眼差しのラッセに、エッドは相棒としての覚悟を秘めて対峙し…。
感想・レビュー・書評
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地元で相棒のラッセとともに核獣を退治していたエッド。自らが女であることにコンプレックスを感じつつも、ラッセといつまでも相棒でいたいと望んでいた。しかし、その望みが思いもかけない事態で壊れることに……!おお、面白かった!ビーンズ文庫よりはハードな設定で、楽しめました。単なるバディものではないですね。女の子の親友キャラもちゃんといて、その点でも楽しめました。少女小説読みにおすすめです。
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幼馴染と共に準軍学校に入学した少女。
相棒として横に立つ、それだけを確たるものにしたかった少女だが
学校に入って、自分が狩るべきものの姿に躊躇った事により
『彼』に武器を向ける羽目に、なった。
というあらすじがついていたので、てっきりすぐに
殺りあう仲になるのかと思ったのですが、違いました。
結構長い前があって、そして一気に加速状態。
面白くはありましたが、下地時代(?)が長いです。
おかげで人間関係が、ものすごくよく分かりましたが。
しかし何ですね…最後の方。
何だかにやにやしてしまいました。
しかもこれが平常運転です、な現実も出てきましたし。
そして先生!!w
ないすミドル!
これは確かに、既婚者でも惚れそうな気がします。 -
核獣というモンスターを狩る減核獣師になるため、エッドとラッセは準軍学校に入学する。
核獣というのは、過去に滅びた王政と関係があるらしい。
戦士としては、十分に自信はあるが、女性としては、いろいろとコンプレックスのあるエッドが、ラッセの相棒として自分を認められるようになるまで。 -
学園もの+アクション+友情と心躍る(笑)要素がいっぱいつまっていて、最後まで夢中で読んでしまいました。絶対的な信頼を得ているのに、相棒の些細な言動で元気になったり落ち込んだり悩んだりのエッドですが、見た目の凛々しさと内面の危うい繊細さとのギャップが可愛らしいです。
個人的にはエッドとマリアのガールズトークがもっと読みたい。相棒2人の今後の成長やら進展やらも気になります。
瑞山先生の書く食べものは相変わらず美味しそうだなぁ。