- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837958116
作品紹介・あらすじ
◆『独学大全』読書猿氏、 『1分で話せ』伊藤羊一氏、推薦!
自分の“人生知”が一挙に豊かになる、傑出した人生案内書!!
身体・頭・精神の鍛え方から、時間の使い方、読書法、交際術にいたるまで、
ライフスタイルとしての「知的生活」を追究した――まさに、人生哲学の名著中の名著!
◆ 私の「知的成長」の基礎をつくってくれた一生のバイブル! ――渡部昇一
≫ 最高の知的生産を可能にしたカントの独特な健康法
≫ 時間が足りないと嘆いているあなたへ
≫ ビジネスパーソンにこそ不可欠なこの「読書法」
≫ 外国語を“実学”として習得するために
≫ どうすれば「真の専門家」になれるか
≫ 住む場所・環境が頭脳と精神に与える影響
≫ 疲れた人の心を潤す言葉 …etc.
感想・レビュー・書評
-
表紙が素敵で思わず手に取ったら、『独学大全』(ダイヤモンド社)の著者・読書猿さんが帯を書かれていてすぐにレジへ。
本書はP.G.ハマトンの『The Intellectual Life』のうち、現代人に参考になる部分のみをまとめて再編集した1冊です。
各章は著者がいろいろな人に当てて書いた手紙の形式を取っており、相手に語りかけるような文章がすんなり入ってきました。
章題の横に<記憶力が悪いと嘆いているあなたへ>や<早く一人前になりたいと焦るあなたへ>など、どんな人に向けた文章なのかが添えてあるので、そのときの自分に必要なところだけ読むのもよさそうです。
<時間が足りないと嘆いている暇なあなたへ>なんてドキッとするような章も…。
知的に成長しながら人生を歩むためのコツの本で最初に扱うテーマが身体のことなのも印象的。
机にかじりついているだけなのはNG。
適度な運動をして健康に過ごすことが推奨されているのは、やはり身体が資本ということ。
フィジカル面でもメンタル面でも、知的成長のベースを整えておくことの大切さを再確認しました。
「霊感は修練を積んだ者にのみ閃くのです。怠惰な者はいくら待っても無駄です」
…という言葉を胸に日々を過ごしたいと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結構分厚い本。
ちょっと期待してたのとは違っていたかな。
各標題を見ると「興味あるな」と思うんだけど、中身を読むとよくわからないというか。私の理解力の問題な気もするが。。 -
p.310「教養にとって最も好ましい生活は、優れた知性の持ち主とうちとけて平等に語ることのできる時間があり、同時に1人になれる時間もあるような、そんな生活です。」
-
英国有数の文筆家として名を馳せたP・G・ハマトン。氏が考える、身体・頭・精神の鍛え方や時間の使い方、読書法など、ライフスタイルとしての「知的生活」を紹介する。
第1章 知的生活における「肉体の基礎」をどうつくるか
第2章 知的生活における「精神の基礎」をどうつくるか
第3章 教養と知的エネルギーについて
第4章 時間のつくり方、使い方
第5章 知的独立のための「金銭」について
第6章 人生を豊かにする交際術と孤独について
第7章 創造的な知的活動の秘訣
第8章 ものを考える環境と創造する環境 -
読書の技術は、要点をおさえながら、不要な箇所を飛ばし読みすること
限られた時間で成果を上げるには、選択をうまくやる
これを仕事に応用できればと思いますが、サラリーマンだと難しい? -
OPACへのリンク:https://op.lib.kobe-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2002313118【推薦コメント:憧れの知的生活!考える喜びを感じる人生を送るために、ハマトンの名著で学びを得たい!と思いました!】
-
T図書館で借りた本が1979年もの
1873年出版 世界的名著
約500ページ 書簡12章71通
素敵な豊かな人生を獲得するための極意
明治時代の高校大学の英語の教科書に採用
ハマトン
英1834年生まれ
画家を目指す、作家、文筆家
《きっかけ》
渡部昇一氏の著書に記載されていた
《感想》
まえがきに「本書では読書の方々がそれぞれ自己の関心事を見出せるようにと思い、全く違った立場の人々に宛てた書簡という形式を採用しました」
とあるように、書簡という体でまとまりがなく読みにくい
ぱらっと目を通した程度にした
1章の「知的生活における肉体的基礎」が面白かった
《1章の内容》
カント、ジョルジュサンドやゲーテの名が出てきた
カントはピールが嫌い、体に合わない
ガントの朝食は5時一杯のお茶と一服のタバコ、講義をしたり執筆したり8時間働く、午後1時に昼食をとり、夕方6時から10時15分まで読書、夕食なし、寝る15分前に頭を意識的に使わない 睡眠を確保する
散歩は一人で、食事は客を招いた
ゲーテは健康であることが哲学者として絶対必要と心得ていた -
コロナ禍で「ステイホーム」となり、時間があれば海外や国内を旅行している人には厳しい時代となった。
そんなときでも日々をただ過ごして月日が流れるのは困る。今回の本は「知的生活」をテーマにしている。
19世紀に生きた英国人の価値観が反映されているが、今の時代に読んでも違和感はない。古いの一言でバッサリ斬って読まないのはもったいない。むしろ、インターネット上で無数の情報が飛び交う今こそ読む価値がある。
著者の「知的生活」(本書)と「知的人間関係」は明治以来日本でも英語の教科書に使われてきたそうだ。その理由は、文章が読みやく内容が人生にとって深く刻み込まれているからだ。
知的生活を営むには「肉体の基礎」をどう作るか論じている。健康でないと知的生活を送るのは難しい。
知的生活を送るには、量を多く取らなくても体力や知力を維持できる質の良い食べ物を食べることをすすめている。
才能を喚起するための飲み物として、紅茶を挙げている。会話をなめらかにするために利用していると述べている。
時間のつくり方、使い方では、完璧にモノにできないのに、こだわる必要はないと述べている。時間を節約したいなら、リストを作って不完全なものを断念する。
知的生活をしようと思うと、心身のバランス、金銭面の不安がないなどいろいろあるなあ。
コロナ禍、ウクライナ情勢など1個人で解決するには大きい問題がメディアで取り上げられていて、イヤでも目にする。こういう時代だからこそ、読みたくなる本だ。 -
人生訓としてじんわり聞いてくる。