サラリーマンが「株で稼ぐ」一番いい方法 (知的生きかた文庫 に 15-1)
- 三笠書房 (2005年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837975038
感想・レビュー・書評
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デイトレードはサラリーマンには無理なので、スイングトレード(2週間程度で売買する取引方法)をしましょうという内容。
基本スタンスは、割安株をタイミングよく購入し、儲かったら即利食うということ。
ちなみに割安株とは、1株純資産が株価を上回る株のこと
ただし、その会社が倒産しないかに注意する。
倒産するかしないかの判断は、概ね利益が出ていて、1株純資産が100円以上を目安にする。
買いのタイミングは、株価が低位置にあるときで、日足で下ヒゲがでるか、騰落レシオが70%以下になった日の翌朝。
売りのタイミングは、騰落レシオが140%以上となった日から数日後。
騰落レシオを目安に取引をするなら、ETFを活用するのもよい。
ただし、この方法も絶対ではないので、リスク管理が大切。
それには、ナンピンで買い下がることで平均購入単価を下げるか、適切なロスカットを行う。
また、信用取引の場合、限度の2/3程度に留める。
2005年8月発行だが、普通にいまでも通用すると思う。
ただし、2013年に加筆版が出たらしいので、いまから読むならそっちかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容(「BOOK」データベースより)
最新、「株」の本が数多く出ている。「デイトレードで儲ける」「1億円儲ける」など、威勢のいい言葉が並んでいるが、「普通のサラリーマン」がすぐ使えるものはない。1日中パソコンをチェックしたり、高等テクニックを使うのは、「普通のサラリーマン」には無理だからだ。そこで私が勧めるのがスイングトレード(2週間以内の短期売買)。これならすきま時間でできるし、高等テクニックもいらない。一介のサラリーマンから始めて、勝率8割のデイトレーダーとなった著者自身が、この方法論の「生きた成功例」と言っていい。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
二階堂重人
1959年、埼玉県生まれ。デイトレーダー。サラリーマン生活のかたわら、株で「勝つための知識とテクニック」を徹底的に研究し、勝率8割のトレード術を確立する。その後、「株式投資で生計が立つメドが、明らかについた」ため、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次
1章 サラリーマンにしかできない「株の稼ぎ方」がある!
2章 「儲けているサラリーマン」が常識として知っていること
3章 1年で給料を3倍にする「株価の読み方」
4章 買う株がすぐわかる!頭がいい人の「銘柄選び」
5章 売買タイミングが見えてくる「儲けのルール」
6章 最強の指標「騰落レシオ」で勝率8割を目指す!
7章 勝ち組サラリーマンは例外なく「リスク管理」がうまい! -
初心者向けにわかりやすくかいてありました。
自分のやってる方法がスイングトレードという名前があったのを知った。
騰落レシオというものをしらなかったので、調べてみようと思った。 -
株の基礎がわかったかな。
始める時はロスカットなどのリスク管理をしっかりしないといけないと思いました。 -
0808
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よみやすかった。サラリーマンは二週間以内の短期トレード、スイングトレードが便利。騰落レシオを参考に割安株、低位置にある銘柄を買う。ETFを買う等参考になった
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株のトレードを浅く広く扱った本。サラリーマンの時間にそった、週を目安に取引するトレード「スイングトレード」を提案する。トピックスごとに小分けをし、図版を豊富に使っているので解りやすい。最後の索引も少ないながら、付いているだけでもポイントが高い。
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私自身は第7章の勝ち組サラリーマンは例外なく「リスク管理」がうまい!という章が大好きで、ためになった。私は株を始める前にこの本を読んで、そして、損切りなどのリスク管理をしっかりと学んだ。よって、損切りはしょっちゅうしているので、塩漬け株、というのは全く持っていない。だから、大きく資産を減らす事もない。この本で、株で儲けたいならば、塩漬け株を作ってはいけないという事を学んだ事は本当に良かったと思っている。この本からは勝ち方というよりも、負けない方法を教えてもらったように思う。もっとじっくりと読めば、この本の中から、勝っていける方法も学べるのだと思う。
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2005/?/?
騰落率 -
株取引に時間を割くことができない人向けのHowTo。最小限の知識の紹介で、うまくいけば儲かるという。この手の本は、著者は本に書いた以外の知識を大量に持っているが、読者はこの本しか知らないために、実運用で差が出るもの。他のHowTo本も読んで見よう。