本は10冊同時に読め! (知的生きかた文庫 な 36-1)

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 569
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837976912

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!読みやすい!

    10年以上前の作品だが、読書を通じた物の考え方は今でも十分に活かせそう。

  • とりあえず、いろいろな場所に本を積んでおく。
    読書には目的を持たないこと。

  • 成毛眞(1955年~)氏は、元マイクロソフト社長で、現HONZ代表。
    “HONZ”は、「HONZは単なる書評サイトではありません。読むに値する「おすすめ本」を紹介するサイトです。たまたま手に取った本の感想をまとめたサイトではありません。厳選された読み手が、何冊もの本を読み、そのなかから1冊を選び出して紹介するサイトです。」(“HONZ”サイトより)という、ノンフィクション物を紹介する有力ブックサイトである。
    著者はもともと過激な表現が持ち味だが、本書でも、「「趣味は読書。最近読んだ本はハリポタ、セカチュー」という人は、救いようのない低俗な人である」、「『金持ち父さん 貧乏父さん』系の本を読んでいる人、こうすれば儲かるという投資本や、年収1500万円を稼げるといった本を読んでいる人は、間違いなく「庶民」のまま終わるだろう。できる社員系の本を読んでいる人も同じである」、「女王アリの読む本、働きアリの読む本」、「本を読まない人間はサルである」、「本嫌いの人とつき合う必要はない」、「「○○ができる方法」「○○力」のようなタイトルの本が並んでいたら、「私はおバカです」といっているようなものである」、「「地頭がいい人、悪い人」~この見出しに惹かれてこのページを開いた人は、間違いなく地頭が悪い人である」。。。等、成毛節が炸裂し、少々毒気に当てられる。
    が、著者が本書で主張する「超並列読書」は、以下のように理に適っており、大変参考になるものである。読書術の本は数多あるが、この方法を推奨しているものは多くないように思う。
    ◆「超並行」読書術で同時に読むのは、なるべくバラバラのジャンルの本がいい。なぜなら、本のジャンルやテーマによって、刺激される脳の部位が異なるからだ。ビジネスマンは、様々なジャンルの本を読み、脳の様々な部位を刺激する方が、バランス感覚や多角的な視野が培われる。アイデアの引き出しが増え、新しいアイデアも出てくる。
    ◆並行して沢山の本を読むと、内容を忘れたり、集中力が保てないと心配する人もいるが、むしろ逆である。1冊の本を読み通す場合、たとえ集中力が途切れても、だらだらと義務感と惰性で読み続けてしまうが、何冊もの本を並行して読むと、短い時間でその本の趣旨や世界観を掴もうとするので、必然的に集中力が高まる。
    私も、本書に接してから、人文科学、社会科学、自然科学と、できるだけ異なる分野の本を5冊程度並行して読む方法をとっているが、話題や発想が格段に広がったことは間違いないし、読んだ本の量も増えたと思う。(それがビジネスに活きたかは、何とも言えないが。。。)
    読書のスタンス・方法を根本的に変え得る、画期的な一冊ではないだろうか。
    (2008年2月了)

  • 行間から滲み出る自尊心から早く解放されたい一心でものすごいスピードで読破できましたが、ところどころ勉強になる箇所もあり、なるほど普段から様々なジャンルの本をこのスピードで多読すればこの人の言うように幅広い知識を身につけられるかもしれないと思いました。これが筆者の計算内なら名著です。

  • 普通の本

    多読術ってなんじゃろかと思って読んでみた。

  • 一言で言うと「駄本」。刺激的なタイトルと帯書きに惹かれて買いましたが、久しぶりに本気でやられました。

    多読は人生を豊かにするし、興味の範囲を広げることは見識を広げることにもなるので、より多くの人と話すときにさらに楽しくなる、という意見には共感できる。が、本を読まない人をサルとこきおろし、そんな人間とは付き合う必要が無いとか、パンツを腰履きしている人は本を読んでいないとか、自分の世界観=読書家がすべて正しくて、読書家なら自分の世界観にあてはまるはずと完璧に決め付けているところがすごい。もーめちゃくちゃ、である。

    ありとあらゆるところが矛盾だらけで、ある意味逆に面白い。
    上げていったらキリがないくらいなのでここでは割愛するが、文体がキレキレなのでさぞかし高尚な話をしてくれるものだと思っていたが、ひどいのなんの。

    あんたが言ってることが正しいなら、鬼腰履き、すそズルズルの俺が読書家な事実はどう説明するのさ?

    書評家を気取るなら、ちゃんと自分の書いた本も論評してくださいよ。
    あ、ムリか。あんたは読書メモを取らないしね(笑)

  • 私のような読書コンプレックスがある人には刺さる本だろう。

    本文にて筆者は、本を読んでない人は低俗だと言い、私達読者はこの本を読んでいる。
    つまり、本を読んでいない私達以外の多数が低俗であり、上に立っているようで気持ちが良くなる。

    アオリ系自己啓発に近く、ほどよく刺激されて心地よい。

  • 著者はマイクロソフトの元社長。様々なジャンルの本を並行して10冊読むことで、クリエイティブに生きることができる。また、読書をすればするほど人より先に行けるので、庶民から抜け出すことができる。そのあたりは非常に共感。全体的に読みやすいが、著者の意に沿わないものは極端に批判しているのが気になる。

  • 10冊並列して読む技術の紹介ではなく、10冊同時に読むことのススメを説いている。また、世の中の定石に対し著者の経験から批判的な記述が多い。最後のお勧め本紹介は参考になる。著書が過去にかなり多くの本と接した中での紹介であるため説得力がある。

    ・本屋で1を知って10を理解する読書を行う
    ・本は隙間時間に読む
    ・人生は道楽であり楽しみつくした人が勝ち

  • この書籍は、著者が言っている「超並立読書術」の解説など書かれています。

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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