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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838233878
作品紹介・あらすじ
日本の歴史において音にはどのような意味と目的があったのか。中世から現代まで時代や地域に流れる豊かな音の世界を往来する。
感想・レビュー・書評
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歴史の世界であまり話題にならないといえば、音だ。昔も人間が生活を営んでいたのだから音ぐらいするだろうが音をテーマにした歴史の本は珍しい。
中世の音は宗教的側面が強かった。何かを誓うときに鐘を鳴らしていた。鐘の音はあの世とこの世を結びつける力を持っているのではないか著者は考えている。
近世の音は中世と違って時を告げる要素が大事になった。時計については、研究によると江戸時代になってから各地に時の鐘が設けられた。
時代によって音に対する考え方が違っているのは面白いなあ。
それにしても珍しいテーマの本なので、資料を探すのは大変なのは想像がつく。
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