ぼくの絵本美術館

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838708833

感想・レビュー・書評

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  • 堀内誠一さんの絵本で育ったので、自分のルーツを見た思いで、感慨深く読了。武井武雄さんのお名前が出た時点で、購入決定。母が「こどものとも」の前身、羽仁もと子さんの全集を持っていました。私の絵本好きは母のおかげ。大人になってから知ったショヴォーやムナーリ。幼い頃から大好きな、長谷川摂子さん、安野光雅さん、瀬田貞二さん、岸田衿子さん…。ラスコー洞窟の壁画発見の話から始まり、西洋美術、フランスの現代ポスターなど、モチーフは混沌としているのに、全て好み。堀内さんの美的価値観を受け継いたようで、とても嬉しいです。

  • 家族や隣人以外で私を育ててくれたものがあるとすれば絵本もそのひとつで、堀内さんもその中のおひとりと言える。
    どうしてぐるんぱをクビにしちゃうの‼︎って悲しかったしあのようちえんに行きたかったし、たろうがまみちゃんちに着いたときも心からほっとした。

    絵から考える絵本、その楽しみ方、堀内さんのおすすめや作家との対談のほか、「見てまわる楽しみ」として堀内さんらしくわかりやすくカテゴライズされた有名絵画や彫刻、現代アートなどの作品紹介がどっさり。
    いいの?!こんなぜいたく!
    っていう一冊です。

    語りかけるようなユーモアあふれる文章と、楽しい構成にぐいぐい引き込まれて(堀内さんの絵本みたいにね!)こんな分厚い本なのにあっという間に読めちゃう。
    瀬田貞二さんについてのエッセイも良かったな…

  • 堀内誠一さんそのものに興味があって読んだ一冊。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/471844

  • 拾い読み。
    ラスコーから絵の歴史の流れを絵本に特化して追う。
    絵本学の教科書だわね。語り手も贅沢♪
    夏休みなので、細部までゆっくり読めなかったけど、いずれ時間のある時にじっくり読みたい本。

  • これまで「絵本」を
    座右の書としてきた人にも
    これから「絵本」を
    楽しみたい人にも
    まだ、ちゃんと「絵本」を読んだことがなく
    特に「絵本」なんて と思っている人にこそ
    必ず 読んで欲しい
    一冊です

  • 「絵本」をめぐるエッセイ、評論、インタビュー、対談などをまとめた絵本論集成。カラーページ多数。堀内誠一さんのすごさが、改めてわかります。

  • 展覧会で展示されていて、涎が出そうになりました。いつか欲しい。

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著者プロフィール

堀内 誠一(ほりうち・せいいち):1932年12月20日、東京都向島で生まれる。1946年日大第一商業高等学校に編入。1947年4月、伊勢丹宣伝課に入社。1949年現代美術会展に出品、奨励賞受賞。1956年9月、伊勢丹退社。1957年アドセンター株式会社創立メンバーとなる。1958年6月、内田路子と結婚。1987年逝去。デザイナー、アートディレクター、絵本作家。数々の雑誌のエディトリアルデザインやロゴデザインを手がける傍ら、生涯で60冊を超える絵本を描き、また挿絵も数多く担当した。1973年から81年にかけてフランス・パリに暮らし、世界を巡り、旅先の風景や地図を描き雑誌で発表するなど、多彩な表現に意欲的に取り組んだ。「anan」創刊時には、ロゴ、表紙、ページネーションなどを手掛ける。海外取材を手掛けるなど、雑誌の可能性を大きく広げ、現在まで続く雑誌のコンセプトやイメージを作り上げた。

「2023年 『父の時代・私の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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