- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838714681
感想・レビュー・書評
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妊娠したまま子どもがお腹の中で成長し続けて産まれてこない冬子、それに不安になる夫の徹、冬子とは正反対な妹の緑子、その彼氏の海くんの物語。突拍子もない設定だけど、現実とファンタジーの間を上手く突いていて、面白かった。
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女の家系に生まれた女たちと、そこに横糸のように絡む男たち。
それぞれのキャラクターに強烈な個性がある。没個性のように見えるのもまた個性である。彼らの心の動きが一般的な感覚をもつ人には理解できないかもしれないが、私にはわかるような気がした。
なぜかぐいぐい読み進めてしまった、そんな一冊だった。
愛とは何なのか、夫婦とは、恋人とは、男女とは何なのか。 -
3年妊娠するってどういうことなのか分からなかったけど、そのまま育つとは驚いた。
冬子も緑子もどこか人との関係が作れなくて、でもこの妊娠で一歩進めたみたい。
なんか長かったけど、最後よかった -
登場人物全てが好きになれない。よく最後まで読んだもんだ。
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好きです。女性とはなんぞや、に答えてくれる本。
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文芸誤報記載
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2008.3/23-26
なかなかうまれてこないこども。眠くなるような、話。 -
おとぎばなしのような本。たんたんとした文章なのに、女性の強さや怖さをすごく感じる。
(070912) -
海くんと緑子の恋の話がせつない。