1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てる

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838731022

作品紹介・あらすじ

手元に100冊の絵本を。
それだけで、お子さんの成長は劇的に変わります。

どんな絵本を読み聞かせればいいか?
どうやって読み聞かせるのが効果的か?
教育学者の著者がもっとも重要な幼児教育としてあげる絵本の読み聞かせを解説。

なぜ読み聞かせが重要か。
著者自身はどんな絵本をどんな風に読み聞かせてきたか。
著者が実際に所有する絵本100冊リスト付き。

自分の足で立って、自分の頭で考え、自分の手で幸せを掴みにいくために。
教育を研究してきた者として、子どもたちがどうしたら、変化の時代を強く生き抜けるかについて考えてきました。
どんなに社会が変化し、価値観が変わろうとも、自分の力を発揮して生きていける、明るくたくましく、世を渡っていける子=本当に頭のいい子を、どう育てていけるか。
その鍵は、幼児期の7年間をどう過ごすかだと、私は考えています。
いろいろな早期教育が流行していますが、私は絵本の読み聞かせこそ、幼児教育の中心に据えるにふさわしいものと考えています。

0歳〜6歳の間にどんな絵本と出会えるか
・子どもが好きな絵本は?
・リアクションを書き留め、成長の記録に
・理想は200冊、最低100冊揃える
・ジャンルは幅広く 
・名作は押さえるべし
・お気に入りは何十回でも読む

感想・レビュー・書評

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  • 読み聞かせに関する目新しい情報は特にないが、
    絵本の紹介が半分を占めていて、それが為になった。


    〜ポイント〜
    図書館へ行き、上限の10冊借りて、何度も読みたがった絵本を買う。
    いつでも手元にあって、読みたいときに読めることが大切。
    最低でも100冊、200冊家にある事が理想。
    同じテイストにせず、バリエーション豊かに揃える。
    定番・名作はとりあえず、読んでみる。

  • •幼児期の特権である無邪気に他者になりきる経験が、人としての基礎を培う。
    •絵が動かない絵本の場合は展開の半分を子供たちが自分でイメージする必要がある。半分与えられ、半分は自分で補う。
    この2点がなるほど!と思いました。

    図書館を活用して、絵本を6歳までに200冊は揃えてあげたいなと思いました。

  • とても読みやすい内容。ブッグリストが参考になる。我が家はお金に余裕がないので英会話も習い事も通信教育も何もしていない。テレビも動画も見ていない。お金のかかるレジャー施設には行けず、唯一してやれることは絵本読み聞かせのみだった。最近焦り始めていたところだったが、少し自信が持てた。貧しいが図書館のおかげで子どもに人並みに本だけは読ませてやれる。図書館に感謝。

  • 1日15分の読み聞かせ+絵本100冊
    図書館ばかりなので、購入もしていこうと思います。

    ・名作は抑える
    ・図書館で借り、気に入ったら購入
    ・プレゼントは絵本と周囲に伝える(大川栄美子さん)

    周囲に”プレゼントは本がいい”と宣言し、絵本を増やしたい。
    名作もどんどん借りようと思います。

  • 1/3が本の紹介なのですぐ読めます。100冊本を持っておく、1日15分の読み聞かせ、これだけやってればOKという力強い言葉が響いた。本の紹介も楽しく、手元に置いておきたい本。

  • 読み聞かせをする事で子どもの感受性を養う、そして物語のメンバーとして擬似体験をする事で考える力や絵本ならではのメッセージを学ぶ。なんといっても大事な事は親子のスキンシップ!絵本は、動画コンテンツと違い想像力を働かす作用が大きく、7歳までにしっかりと読み聞かせを行う事で人間として大切な知・仁・勇を養う事が出来る。同時期に色々と習い事をさせなくとも、人間としての本質的なベースがあれば、しっかりと芯のある子に育つと本書で語っています。

  • 2021.7
    1日15分、100冊の絵本。

    絵本が幼児の発育にどのようにいいのか、具体的に書いてあり、絵本の大切さを知りました。

    絵本のブックリストも書いてあり、これを参考に選びたいと思います。
    ただ、頭が良くなるかは疑問が残りますが・・
    シンプルに、絵本の良さを書いてある本です。

  • 絵本を読む事でこどもの情緒や想像力を養うことが出来る。
    1日15分の読み聞かせ(頑張ってるけど、毎日はやっぱり難しい!)と絵本100冊。
    データやエビデンスなどは一切なくこれで必ず頭の良い子に育つかは不明だけど、未就学児の子供にはたくさん本を読みたいです。
    親も絵本を一緒に楽しもうというスタンスが良いです。

    この本で紹介されている絵本は名作や定番が中心で目新しいものはなかったかな。物語の解説もオーソドックスで、教科書的でした。

  • 絵本が良いという本はいくつか読んだが
    やっぱ齋藤孝さんの本は、何かやさしさがあり
    言葉が響きます。

    絵本が良いということと同時に
    親がどういうふうに読んであげたらいいのかという
    齋藤さん自身の読み方を紹介してくれてるのが
    ありがたい

    今まで私が読み聞かせてきたけど
    何かよくわからなかったことも
    なるほど
    こういうことを伝えたかったんだ
    こういう読み方をすればいいんだという
    ガイドにもなりとっても参考になりました。

    内容記録
    ・ほかのものになりきる、疑似体験⇒情緒が育つ
     他社を想像し、理解し、認める
    ・美しい言葉、面白い言葉に反応
    ・絵を頭の中で動かしてる
    ・知(判断力)、仁(思いやり)、勇(行動力)+笑い
    ・人とともに生きる
    ・絵本は目覚めながら見る夢
    ・まずは日本語を知ること、美しい言葉と出会い語彙の土台を作る
    ・反応を書き留める
    ・家に理想は200冊

  • 2020.1.7

    絵本は目覚めたまま見る夢のようなもの。
    絵本で得られる高揚感やスッキリ感、スリルや驚きときめきは心が成長するに欠かせない栄養素。子供は絵本という非日常の夢の中で自分の心を育てている。

    非行に走ったり犯罪に手を染める子供の多くは本を読む習慣がないという共通点がある。

    家庭の蔵書数と子供の学力は比例する。家には最低100冊、理想は200冊の絵本を。

    第3章の絵本紹介では外国人の作家の絵本が多いなーという印象。それだけ名作が多いのでしょうかね。
    まだ息子には早そうな絵本がたくさん。
    参考程度に流し読みしました。

    こういう本で紹介されてて、いいなと思った絵本も実際に手にとってみるとかなり文字が多くまだ早かったな…と思うことが多々。(『ラチとライオン』とか『ちいさなおうち』とか)。
    0〜2歳、2〜3歳くらいで分けて紹介してくれたらもっとわかりやすいのに。どのくらいの文字量か事前に知りたい…。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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