光速の寄せ 振り飛車編 (将棋連盟文庫)

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839937188

作品紹介・あらすじ

21歳で最年少名人となり、現在も第一線を走る谷川浩司九段。「光速」と謳われるその終盤術は、棋士を含めすべての将棋ファンを魅了してやみません。本書は、その妙技を余すところなく収録した名著「光速の寄せ」1巻と2巻をまとめて文庫化したもので、居飛車‐振り飛車対抗形を取り扱っています。

感想・レビュー・書評

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  • 今丁度読んでいる棋書です。
    終盤はかなり苦手だったのですが、この本に取り掛かる前に数冊終盤の本を仕上げていたせいか初見ですが、意外と正着をだしていけてます。

    少しは実力がついたせいなのか、それとも本書の問題が易しいのか(笑)

    各問題の後に掲載されている解説が理路整然としていつつ、確実なものなのが一番のウリだと思います。

    谷川九段の終盤の本は他にも読んだことがあるのですが、解説の部分がとても丁寧でわかりやすく素晴らしいと思います。

    それと谷川九段の終盤本では結構各囲いについての説明が載っていることが多いのですが、これもそれぞれの囲いの特徴をしっかりと説明されていてとても参考になります。


    私のような棋力のものがこれを一読しただけで直接棋力がぐーんと上がるとは思わないのですが、それでも囲いに関してイメージが湧きやすくとっつきやすいです。

    これが一番の利点ではないでしょうか。

    文句なく名著だと思います。


    棋書を読み進めるスピードはあまり早くない私ですが、この本は今日から読み始めてもう半分くらいは終了。

    まさに私が今欲している情報が吸収しやすい形で詰め込まれているという印象でしょうか。


    すばらしい!!

    -追記-
    読み終わりました。

    序盤の方の問題は手筋だったり次の一手だったりと割りと簡単に(知識があれば)解けたのですが、その後光速の即詰(詰将棋)の問題は対象棋力が~5段とかなり難しかったです。

    自分で頭を悩ませてどうしてもわからなければ一手ずつ解答を参考にしたりしながら取り組んでいったところ、二段くらいの詰将棋は頭だけで解くことができるようになったり、長手数の詰将棋も苦痛に感じなくなってきたり、自分にとって有難い変化がありました。

    この本に出会えてよかったと思います。 良書!!!!

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著者プロフィール

谷川浩司(たにがわ・こうじ)
1962年4月6日生まれ  兵庫県神戸市出身
1973年 5級で若松政和八段門
1976年12月20日 四段
1984年4月1日 九段
 1983年、第41期名人戦でタイトル戦初登場にして名人位を獲得。21歳の名人は史上最年少記録。1997年、第55期名人戦で通算5期獲得で「十七世名人」の資格を得る。2002年、通算1000勝(特別将棋栄誉賞)達成。2012年12月から2017年1月まで日本将棋連盟会長。
 タイトル戦登場は57回。獲得は竜王4、名人5、王位6、王座1、棋王3、王将4、棋聖4の27期。棋戦優勝は22回。
 著書は「月下推敲」、「光速の終盤術」、「光速の寄せ」シリーズ、「光速の詰将棋」、「完全版 谷川流寄せの法則」(日本将棋連盟)など多数。

「2019年 『谷川浩司の将棋 振り飛車篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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