- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839974077
作品紹介・あらすじ
夫のモラハラが原因で離婚した海月は、頼れる人もおらずフラフラと夜の街を歩いていた。
すると動物の鳴き声が聞こえ、あたりを見渡すと川に落ちてしまった子犬を見つける。
勇気を出して子犬を助けると…その動物は子犬ではなくたぬきだった!?
助けられたたぬきは、スマホの入ったエコバッグを首にかけたまま走りだす。
海月が慌ててたぬきを追いかけると一軒の宿の前にたどり着く。
宿の中かから驚くほどの端正な顔立ちの青年が現れ、たぬきを助けてくれたお礼にと豆腐料理をご馳走になることに――。
おいしい豆腐料理が傷ついた海月の身も心も癒していく。
感想・レビュー・書評
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宿なんだけど宿っぽい事をしてる描写はほぼなくて、料理下手な海月が料理の練習してるだけな感じ。軽いノリなのでとにかくつばさちゃんの可愛さを愛でる内容。
田貫さんもつばさちゃんも優しいので、ふわふわと癒される。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当たり前のことが幸せと感じるお話にほっこりしました。
読んでいて、とても豆腐が食べたくなりました笑
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結婚生活で見下され続けた海月。ずっと否定されていたからか、自信を持てなくなっているのが悲しい。つばさや田貫に褒められても、謙遜ばかりしているし。失敗することを恐れていた海月が、それでも料理をしてみよう。と思えたのは、穏やかに教えてくれる田貫の力が大きかったのかも。料理をして感謝される。そんな当たり前にも思えることが本当に幸せなことだと感じられる話だった。みんなでのご飯は、見ていて幸せな気持ちになれた。