神様の用心棒 ~うさぎは桜と夢を見る (マイナビ出版ファン文庫)

著者 :
  • マイナビ出版
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本棚登録 : 109
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839978105

作品紹介・あらすじ

時は明治――戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒としてよみがえり、日々参拝客の願いを叶えている。
宇佐伎神社の周りにも桜の蕾も膨らみ始めてきたある日、リズが悪夢にうなされると相談にやってきた。
夢の中では、蜘蛛の刺青が入った腕に追われているという。
悪夢の原因を探るべく兎月たちは、パーシバル邸に向かうことに――。

感想・レビュー・書評

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  •  土方さんが兎月に激アマのような気がする(笑)

     怪ノモノも結局は人が根っこにいるもので、それは幕末でも新政府になっても変わらんのだなぁとしみじみ。

     

  • リズの大冒険といった感じの4巻。
    これにて函館を離れる彼女なので、出番が目一杯。
    最初と最後の話、どちらも誘拐されるし……兎月が体張る場面よりリズの方が目立っていた気がする。
    ツクヨミではないけれど、そんな彼女とお別れなのは本当に寂しい。
    ツクヨミは本当にヒトっぽくなってきました。
    リズが去ることを知って拗ねている様は可愛かったし。
    そりゃ、寂しいよ、分かるよツクヨミ。
    でも、笑って見送れる、それに縁はずっと続いていくエンディングだったのはよかった。

    そして、いつになく出番の多い土方さん。
    さり気ないサポートが逐一カッコ良すぎて、兎月そっちのけで興奮してしまうほど。
    台詞自体は少ないけれども、振る舞いがもうイケメン。
    ただただイケメン。
    土方さんファンは是非堪能してほしいところ。

    兎月には恋(?)のライバル(?)も出てきて、リズは去ってしまったけれど、作品世界はますます拡がりを見せているし、まだまだバタバタしそう。
    今後も楽しみだ。

  • この作品の雰囲気が好き。短編ごとのお話がどれも素敵でいい気持ちになる。桜の話もとても素敵だった。

  • 913-S-4
    文庫

  • #読了 今回は表紙にも登場のリズちゃんがメインのお話だった。どのお話も面白くて止まらない。山から怪異が降りてくるというよりは巷の怪異を解決するテイストだったけど、春らしいお話で季節感があってとても良い。
    リズちゃんとはこれでお別れかーと寂しい気持ちになったけど、神使のうさぎが一匹お供について、ツクヨミ様の巫女になるなんてアクロバティックをかましてくれるツクヨミ様、さすが神様。再会が楽しみだし、期待せずにはいられない。
    新キャラ、というか再登場レギュラー入りのキャラも登場して、彼の今後の恋路も気になるところ。

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著者プロフィール

■著者
霜月りつ(しもつき・りつ)
富山県生まれ。駒澤大学卒業後、編集者、ライターを経て作家デビュー。
著書は『神様の子守はじめました。』(コスミック出版)、『あやかし斬り 千年狐は綾を解く』(小学館)、『百華後宮鬼譚』(ポプラ社)、『探しものは妖怪ですか?』(新紀元社)など多数。

「2023年 『神様の用心棒 ~うさぎは星夜に涼む~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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