パラケルススの娘 1 (MF文庫 J こ 2-1)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2005年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840112635
作品紹介・あらすじ
古来から魔物退治を生業にする跡部家の遼太郎は、次期当主となるべき少年だったが、なぜか一族の者たちに蔑まれていた。そしてついに、現当主である祖母に英国行きを命じられ、別れを惜しむ義妹・和音を残してひとり旅立つ。だが、ロンドンに着いた早々、遼太郎は荷物を置き引きされてしまう。途方にくれた時、ガス灯の上に祖母からの紹介状を持った、羽根の生えた奇妙な猿を見かける。宙を飛んで逃げる猿を追う遼太郎を待っていたのは-メイド服を着た銀髪の美しい少女と、黄金の巻き毛をした男装の麗人、そして次々に巻き起こる怪事件だった!稀代の魔術師がロンドンを舞台に織りなすマジェスティックファンタジー、開幕。
感想・レビュー・書評
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9月9日読了。19世紀前半のイギリス。一族に伝わる「力」がないため修行の名目でイギリスに追い出された遼太郎は、魔術師・クリスティーナの下で働きつつオカルト全盛の当地で霊体験などに見舞われる・・・。産業革命、イギリス、と言ってもそこにいる人たちの精神構造は現代の日本人とあまり変わらない様だが小説は読みやすいのが一番。いろいろ裏がありそうなクリスティーヌら魔術師や葛藤を抱えた主人公もいいが、やたら面倒見のいい警部、能天気な伯爵夫人、バ(略)などのサブキャラクターが魅力的に描かれていることが、ライトノベルには必須だよなーーと感じる。主人公は己に力がないことにコンプレックスを抱いているようだが、それでも常人以上の対術は身につけているわけで。「生きるためには、何らかのスキルは必要」という教訓を与えてくれるノベルでも、あった。
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なかなかのもん<br>
この表紙の二人が百合っぽいのは置いといて、スピード感があっていい<br>
主人公が秘めた力に覚醒してバトル終了かと思いきや、違うので、ありきたりではないな<br>
続編も見たくなる<br> -
五代ゆうという懐かしい名前に惹かれて購入。
内容は魔術、交霊術etcが華やかなりし近世のヨーロッパで繰り広げられるドラマ。
主人公にもなにやら伏線がいっぱいのようなのでこれからが楽しみ。
フィッシュアンドチップスってうまいのかねぇ。