雪屋のロッスさん (ダ・ヴィンチブックス)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2006年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840114936
感想・レビュー・書評
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ちょっとへんてこ、だけどやさしい。吉田篤弘さんとか宮沢賢治さんの作品に通じるものがあるかも。
お風呂屋さんの夫婦が好きだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で借りたもの。
雪屋のロッスさん、大泥棒の前田さん、似顔絵描きのローばあさん、サラリーマンの斉藤さん…。物語作家の著者が描く、さまざまな人たち、それぞれの営み。
いろんな職業の人や物たちが主人公の、短編や掌編が30個。
「大泥棒の前田さん」「床屋の国吉さん」「玩具作りのノルデ爺さん」が特に良かった。 -
なるほど、平成の宮沢賢治。よほど心が落ち着いてないと奥に含まれたことを読み解く気になれない。
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子どもの頃に読んだ昔話を集めたような短編集。
昔話って、教訓がわかりやすいのとよくわからないのがあるけれど、そのわかりにくい方。
言いたいこと、伝えたいことがあるようなないような。
とにかく、よく人が死ぬ。
友達が、「人が死ぬ話はずるい。出来不出来問わず、絶対に哀しい気持ちに心が動くじゃないか」と言っていた。
これも昔の話。 -
「偉大なるフェリペは教えてくれた。この世界は、勝者のためにだけうつくしいというわけではない」(67ページ)
世界には、さまざまな人がいて、さまざまな商業についている。
知っているものも、知らないものも、
すべてには逸話があり、すべて、誰かの心に触れるもの。 -
読了日 2018/08/03
談話室で紹介いただいた一冊。
30編の短編集。見開き一ページ程度のものもあり、仕事前や休憩時間に読んだりするのにとても向いていた。
1.なぞタクシーのヤリ・ヘンムレン
2.調律師のるみ子さん
3.大泥棒の前田さん
4.棺桶セールスマンのスミッツ氏
5.風呂屋の島田夫妻
6.図書館司書のゆう子さん
7.像使いのアミタラさん
8.床屋の国吉さん
9.警察官の石田さん
10.コックの宮川さん
11.ボクシング選手のフェリペ・マグヌス
12.クリーニング屋の麻田さん
13.雪屋のロッスさん
14.似顔絵描きのローばあさん
15.プロバスケット選手のスーホン君
16.果物屋のたつ子さん
17.ポリバケツの青木青兵
18.犬散歩のドギーさん
19.パズル制作者のエドワード・カフ氏
20.棟梁の久保田源衛氏
21.サラリーマンの斉藤さん
22.神主の白木さん
23.雨乞いの「かぎ」
24.しょうろ豚のルル
25.旧街道のトマー
26.見張り番のミトゥ
27.ブルーノ王子と神様のジョン
28.取立屋の山田
29.玩具作りのノルデ爺さん
30.マッサージが上手な栗 -
どちらかというと後味の悪いお話が多いのに、柔らかな文章と装丁のためか、読んでいても不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。
ふわふわと捉えどころのない、不思議な本だなあと思いました。 -
調律師のるみ子さん、心も時には調律が必要なことを、教えてくれました。他の出版社からも出ていますが、こちらの方が感情の変化などが、体に入ってきます。
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○○の○○さん。
という30の短編集。
雪山のロッスさんって題名にひかれて図書館で借りてきました。
30のお話しがとてもおもしろかった。
切ないのや面白いのやシュールだったり怖かったり、気持ち悪かったり、泣きそうになるのとか、不思議な世界とか。ほわーとあったかい話しだったり♡
いしいしんじさんすごいな!と思いました。
図書館司書のゆう子さん
コックの宮川さん
雪山のロッスさん
果物屋のたつ子さん
ポリバケツの青木青兵
ブルーノ王子と神様のジョン
が、特に好きでした。
図書館で借りたけど手元に置いておきたい本だと思いました。