セレモニー黒真珠 (ダ・ヴィンチブックス)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840127417

感想・レビュー・書評

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  • 葬儀屋のお仕事小説。新鮮で面白かった。

  • 連作短編5篇、スピンオフ1編
    黒真珠という葬式会社で働く笹島と木崎の恋の育っていく様子と葬儀会社としてのお仕事あれこれが面白かった。

  • 校閲ガールが面白かったので別作品も読了。主要人物三人を軸にした葬儀屋さんのお話。 結婚に踏み切れなかった女性と、霊が見える話が聞こえる男性と親の借金で苦労していた派遣の話。 葬儀という非日常のなかでのやり取り、面白く読みました。 故人の事を思って送り出す式の中で、いい場面も悪い場面も目の当たりにする 葬儀屋さん、大変な職業だと思います。 お話にワカマツカオリさんのイラストがしっくりきていて、なおよかった。

  • 少女マンガみたいな感じでさらさら~と読める作品。

  • 2014.9.5 読了

    確か 友だちが 友だちに
    「いいよ!」て勧めてた本だよね。。。と
    やっと 私も読む。

    もっと 早く読めばよかった!!

    すごく!すごく!
    よかった!!

    葬儀屋に勤める男女3人が主な話です。

    短編ですが、その短編ごとに
    徐々に その男女の過去や状況が
    わかってきて、
    どんどん その登場人物たちが
    魅力的になってゆきます!

    作者さんの筆力が きっとすごいんでしょうね!!

    クスリと笑う場面もあるし、
    ホロリと泣ける場面もあり。

    この作者さんは ハマるかも!


    どの話もよかったけど、
    最後の 超短編は、ほんとに切ない話で、
    かなり涙腺ゆるみました。。。

  • 宮木あや子女史といえば、独特のお耽美路線の印象が強いかも。でもこれは葬儀会社の従業員のお話。
    短編集なので、従業員の話は、サラリーマンたちの人生が楽しい。でも個人的には、最後の2編にやられました…。従業員以外の視点からのお葬式の話。
    『あたしのおにいちゃん』は吉川トリコぽさもあり。明らかに毛色が違うから、書き下ろしか?と思ったらそうだった(笑)『はじめてのお葬式』は泣く。中学生の、文化系女子と野球少年の微妙な恋というのには弱い…

  • 面白かった〜。止められなくて一気読み。
    映像にしても面白いんじゃないか、と思える作品。挿絵?イメージイラスト?も好き。木崎くんイケメン。

    花宵道中と同じ作家さんとは思えない。宮木さんすごいな。
    花宵とは異なり軽い文体の現代小説でスイスイ読めます。葬儀屋舞台に目新しさは感じませんが、シリーズ化して欲しいです。

  • 何かを考えたり、感じたりする話ではないですが、
    テンポもよく、文体も軽くて
    退屈せずに読めます。

  • この前太陽の庭を読んで、もっと宮木さんの本が読みたくなって図書館にあったこの本を借りてきた。表紙の雰囲気とか帯とか、全然太陽の庭と違う作品だなーと思って借りたけど、文のイメージもこんなに違うのか!とびくり。なにより、読みやすかったです。お葬式を扱った小説ってなんとなく重いイメージがあるしなかなかストーリーとして扱いにくいと思う。でもすごく入り込みやすく、ひとつひとつのお葬式にそれぞれの思いがあるんだって当たり前のことを改めて感じられた。数ヶ月前、自分も初めてお葬式を経験したけれど、こういうプロの仕事をしてくれてる葬儀屋さんがいるからこそ死者を送ることが出来るんだなーと思った。フィクションだけど。

    木崎は大変だろうけど、木崎みたいな人がいてくれるのは救い。最後の話なんて特に。でも幸せなものばかりじゃないしなぁ。怨念はものすごーく大変そうだし。

  • はじめての失恋、のアンソロジーで宮木さんが気になったので買ってみた本。期待通りに面白かった!
    どの人も素敵だったけど、社長がかっこよかったなあー。強面が優しいってのはギャップの定番だけど、だからこそいい!

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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