セレモニー黒真珠 (ダ・ヴィンチブックス)

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著者 : 宮木あや子
  • メディアファクトリー (2009年3月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840127417

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セレモニー黒真珠 (ダ・ヴィンチブックス)の感想・レビュー・書評

  • 葬儀屋さんを舞台にしたお話しってそうそうないので、
    表紙や挿絵のイラストも素敵だったし読んでみた。

    それぞれクセのあるスタッフたち。
    木崎さんのような人は葬儀屋にはピッタリかな。

    最後の話は、叶わぬ恋だったし悲しい話だったけど、良かった。

  • ワカマツカオリさんの装画がステキ。
    ストーリーにぴったり。

    バラバラなようで団結している様がとてもおもしろい。
    あの人とあの人の恋の行方なんて
    意外ですごくよかった。

    とにかくよかった。
    日が経ってもなにをどうまとめようかと
    決まらないほどだ。
    綾崎隼さんがブログで好きな本の一冊にあげていたのが
    よくわかる。

    わたしの宮木作品ベスト3にはいる。
    宮木作品はじめての一冊にぜひ。

  • 積本消化月間。先日の『太陽の庭』が面白かったので、ずっと積んでいたこの本を手に取りました。

    ベタな部分もあるし時代劇っぽいというかコメディーな感じもあり、笑ったりしていましたが、一話一話不意に訪れる泣きどころにうるっときてしまい、最後の「はじめてのお葬式」では涙がこぼれました。永遠のさよならは悲しいけれど、温かいお別れができれば心の痛みもいつか思い出に変わるような気がするんだよね…。


    ワカマツさんの表紙絵に惹かれて買ったんだけど、宮木さん素敵すぎる。この本は自宅保管に決定。


    「セレモニー黒真珠」「木崎の秘密」「主なき葬儀」「セレモニー白真珠」「あたしのおにいちゃん」「はじめてのお葬式」


    「セレモニー白真珠」あたりから一気に面白くなってネチネチ元彼にはらわたが煮えくり返り、とある二人にハラハラしたり…楽しいひとときとなりました。ゴロ―社長の出番をもっと増やしてほしかった。できることならば続編読みたいです。

  • 初めての作家さん。良かった。

    葬儀屋さんが主人公だなんて珍しく、多分人様より個人的に葬儀屋さんにとても感謝しているという身としてとても興味を持ったので読みたくなった。

    数年前に込み入った事情を色々抱えた葬儀をこちらからお願いに行った先の葬儀社。
    その時の担当者に本当にお世話になった。
    最終的なお礼にうかがった時、相手の職種が職種なだけに、「今後ともまたよろしくお願いしますとは言ってはいけないけれど、でもその時は…」と挨拶してきた。

    そして今年がまた「その時」となった。
    その担当者が今も在籍してくれていることを祈りつつ夫が連絡をしたところ電話に出たのが彼で、あちらも覚えていてくれた。
    そしてすぐに駆けつけてくれて、また今回も本当に素晴らしい対応をしてくれた。
    前回も今回も、葬儀のことなんて何もわからない私達夫婦が取り仕切らねばならず、彼は全く押し付けがましくなく、控え目で穏やかで柔和な物腰で最初から最後までずっとそばに居て、アドバイスや世話をしてくれた。

    突然呼ばれて一旦関わったら、そこからずっと拘束され、深夜に駆けつけて翌日またすぐに来てくれる。
    一体彼は自宅に何時間戻れるのだろう?休暇は取れるのだろうか?と心配になった。(友引の日でも、葬儀が無いだけで彼にはやることは沢山ある)

    友人知人に「葬儀屋さんなら、良い所の良い担当者を紹介できるよ」とお勧めしたいところだけれど、それもまた憚られる。
    でも人生で例えおめでたい結婚式場にお世話になることがなかったとしても、誰しも葬儀屋さんには必ずお世話になるわけで、欠かせないお仕事なのだ。
    そこにスポットライトを当てたこの小説はなかなか面白かった。

    ただし私はこのイラストは無い方が良かったと思う。(三浦しをん氏の「政と源」も同じようなイラストだったが、どちらも描かれている人物像を自分でイメージしているので、こういうタイプのイラストが入るとちょっと邪魔になる)

  •  面白かったです。4にしなかったのはところどころ文章が乱れるのが気になってしまった分のマイナスで、4に近い3というところです。
     舞台が葬儀社、ということで話ごとに必ず人が死ぬし、事件自体も結構ヘビーなものがあるし、重い過去を持っているメインキャラクターも多いんですが、決してうじうじ湿っぽくはないです。芯が通った人間は老若男女関わらずかっこいい。じんわりできる作品です。続刊が出たら読みたいです。

  • 校閲ガール ア・ラ・モードに登場したので、読んでみた。
    葬儀屋、セレモニー黒真珠の主に3人と社長がいい味のキャラ設定です。
    連作短編で、スラスラ読めてしまいます。
    といって軽すぎもしなく、さりげなく重たいテーマを忍ばせているところがにくいです。
    さすが宮木さんといったところでしょうか。
    是非校閲ガールと共に。お勧め。

  • 葬儀屋が舞台のライトなお話。
    想像以上に良かった。

    町の小さな葬儀屋「セレモニー黒真珠」
    そこで働くのはちょっとワケ有りな大人たち。
    ブライダル業界から葬儀屋に転職してきた笹島。
    実は霊が見えるイケメン木崎。
    愛する人の死に水をとるために葬儀屋で働く妹尾。
    それぞれに事情を抱えながらも、
    一つ一つのご葬儀に誠実に、前向きに対応していく。

    葬儀自体よりも、そこで働く人たちに焦点が当たっています。
    しかも、みんな懸命に働き、過去と折り合いをつけて生きているのです。
    そのため、たくさん故人は登場するけど、暗くならない。
    本多さんの「WILL」「MOMENT」も葬儀屋さんのお話ですが、
    あちらの方が故人の方に焦点が合っている分重めです。
    (あの作品も静謐な雰囲気が大好きです。ぜひ。)

    宮木作品は5作目ですが
    作風が二極化していますよね。
    お仕事小説は、コメディ風に
    恋愛小説は、耽美文学風に。
    どちらも読ませてくるので、すごいなぁと感じます。

    笹島の元彼の毒っぷりには辟易。
    あんな思考回路なら、誰も幸せにはできない。

    続編があるといいなぁ。
    こういう静かな余韻に、また浸りたい。

  • 木崎がかっこよすぎた。表紙をかいたひとが好きだったのも好評価でした。花宵道中や白蝶花とは違った雰囲気で少し驚いた。

  • 葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台とした短編集。それぞれにワケアリな登場人物たちの過去も深く掘り下げてあり、大変面白く読めた。葬儀屋が舞台なのに湿っぽくもならず程よく軽く程よくまじめ。一番重い過去を背負っている妹尾が好き。2013/253

  • なにか宮木あや子読みたいなーと思って借りてきた。
    宮木あや子読むきっかけになった短編が収録されてるので期待maxで読み始める。
    裏切られなかったーおもしろかったー。

    小さな葬儀屋さん「セレモニー黒真珠」で働くひとのお話。
    主な語り手は3人で、それぞれの葬儀屋に対する思い入れのエピソードと+αくらいで物語が構成されている。

    恋人が死んだとか残される悲しみとか、そういう話が主になっていないところが良い。
    表紙がかわいいイラストで挿絵も語り手が描かれてるけど、話の中身はキャラに頼らない丁寧な進行なのも良い。

    あと木崎が好きすぎてきゅんきゅんする

  • 葬儀屋さんのお話なので、描かれるのは人の「死」なのに、決して湿っぽく暗くなく、逆に小気味よいという言葉のほうが似合う感じ。笹島、木崎、妹尾の三人の仕事っぷりと潔い生き方がそういう空気を物語全体に漂わせているからか。『憧憬カトマンズ』がとても良かったので、似た系統ということで読んでみたのですが、期待に違わず面白かったです。

  • 最後の話だけ他と毛色が違って可愛い。初恋かどうかもわかんない、淡い淡い恋の弔い。この子はこれからラピュタ吹くたびに思い出すんだろうな(u_u)

  • 街の葬儀屋で働く人とその周辺。
    「校閲ガール」の登場人物が主人公ってことで読んでみたが
    あちらとの関連は特になく
    でもそんなの関係無しに面白かった。

    【図書館・初読・9月6日読了】

  • 葬儀屋さんのお話。
    さくっと読むことが出来てよかった。
    葬儀屋とはいえ暗いカンジも無く、働く人の人間模様を描いた物語。
    恋愛、トラウマ、葛藤。
    内容としては読み応えありですが、サラリと読めちゃう。
    ラノベ感覚な感じでした。 おもしろかったです^^

  • ヘビーなテーマながら、恋愛が絡んで甘くなった内容

    人は多かれ少なかれ、病んでいるものです

  • 生きてるうちに、言えればよかったのだけど…
    悲しいお別れを、やさしく見守ってくれるチーム葬儀屋。お葬式のご用命は、真心と信頼の旅立ち・セレモニー黒真珠まで。

    町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台に、アラサー女子・笹島、メガネ男子・木崎、謎の新人女子・妹尾が織り成す、ドラマティック+ハートウォーミングストーリー。

    紹介文より

  • 2013年7月に、読みたいと思って本棚に登録していたのですが、やっと読むことができました(汗

    なぜ読みたいと思ったかというと、表紙と題名です。
    「セレモニー黒真珠」というロゴと表紙絵のマッチングに一目ぼれしました。
    どんな内容なのかは全く知りませんでした(笑)

    タイミングを逃したせいで、なかなか出会うことができずにいたのですが、先日めでたく購入できたので、速読了。

    面白かったー
    やっぱり、私の直感に間違いなかった!
    めちゃくちゃノリは軽いのに、所々にシリアスなテイストがあって、ググッと心を掴まれます。
    軽くて読みやすいので10代・20代の若い女性にもオススメです。

    私の年代位になりますと、結婚式場よりセレモニー会場へ行くことが多くなる。こういう場面に直面することも少なからずあるので、それを職業にしている人たちを見かけることも多く共感ももてました。

    どんな職場でも仕事でも、結局は「人」人柄であったりします。
    一生懸命働き、一生懸命生きる人は幸せになるべき。
    と、思うのです。

  • 過去を抱えた人が集まる葬儀屋。
    お葬式は形ではないんでしょうけど送る側としては精一杯したい、と考えてしまうから詐欺もあったり…考えさせられるだけでなく恋まであって盛りだくさんでした。
    忘れないことが故人にとっては一番の供養。

  • 地域密着型葬儀会社「セレモニー黒真珠」で働く男女のお話。彼らの身の上はなかなかハードだったり、個性的だったりするけれど、とにかくキャラクターが魅力的で一気に読ませてくれた。
    やっぱりメガネ男子好きには木崎くんがたまらない・・・♪
    校閲ガールに登場してくる加奈子ちゃんが木崎くんの妹なのね。校閲:ア・ラ・モードに木崎くんが登場していたとはーー!
    校閲ガールもう一度読み返さねば・・・。

  • 地域密着型の葬儀屋「セレモニー黒真珠」にまつわる人間ドラマ。
    ホトケさんと話ができちゃう(会話が成り立つ訳ではなく、一方的に恨み言が聞こえるだけらしいが)木崎くん。
    まだ二十代なのに、老け顔と落ち着きぶりから四十代に間違えられる笹崎さん(あまりのアニキっぷりで途中まで男性だと思ってました、ごめんなさい)

    葬儀屋だけに、キラキラ明るい話などなかったけれど、不思議と暗い気持ちになることはなかった。

    うん、いいお葬式でした。

  • セレモニー黒真珠にきて3ヶ月の優秀な派遣・妹尾。21なのに35に見える老け具合いと落着き、水商売をしていたという彼女は「人が死ぬのを待っている」と言ったー【セレモニー黒真珠】他5篇

    ◆ウェディングの仕事5年やってたのにセレモニーきて5年の先輩笹島の唯一感謝されなかった結婚式とその後の話、もーすんごい嫌!でも、木崎がカッコヨスギるッッ!早く一人前になって笹島さんと上手くいって、妹も兄離れできますよーに♪(* ̄∇ ̄*)

    そんで、その笹島さんのおっとこまえなスピーチ、妹尾良かったね-…。つうか「月刊おくやみ」本当にあんのかと検索しちゃったよww私もどうせならイケメンに逝かされたいッッ'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ「全国美坊主図鑑」てwwいや-…いろんな世界があるもんだww。しかしね、惜しいのは本の挿画がワカマツカオリ。いや、キレイだし憧憬カトマンズにはピッタリだったけど、妹尾も笹島も年より老けて見えるはずなのに、えれぇ若い美人でどっちがどっちかわからんのだもの。

    【ネタバレ】祖母の葬儀にきた葬儀屋に憧れて葬儀社に入社した木崎は霊が見える。少し前に合コンをやった磯部の祖母が亡くなった葬儀を執り行うことになったが家の中はひどい有様でー【木崎の秘密】◆音信不通だった妹尾の父が死んだと連絡があったため、木崎が付き添い葬儀に向かったがー【主なき葬儀】◆5年前に「仕事と俺と」で仕事を辞めなかったために結婚を取りやめられそいつのひと月後の結婚式をやったことのある笹島。5年前にそうやって別れた男の妻の葬儀を依頼されー【セレモニー白真珠】

    木崎の妹は激しいブラコン。カッコイイお兄ちゃんが結婚したい人がいると聞き、兄の葬儀社が執り行う町会の葬儀に行って彼女を見てやろうと出向くー【あたしのお兄ちゃん】◆東京に転校した野球部の村崎が車にはねられて死んだ。吹奏楽部だった鳥居は東京へ向かうー【はじめてのお葬式】切なかったな-…でも木崎のおかげで最後に少し心残りがとれたろうか。

  • 2016.9.16再読
    刊行当初に読んで面白かったことだけ覚えていたから、久しぶりに。久しぶり過ぎて内容も全く覚えていなくて(きっと当時もサラサラっと読んだんだろうな)、面白くてサラサラっと読んだ。(図書館)

  • 「このたびは本当にお悔やみ申し上げます」。小さな葬儀屋「セレモニー黒真珠」。「セレモニー黒真珠」で起こる出来事の短編連作。人は生まれてきたからには必ず死を迎える。ここで働く社員たちは、ぬぐいきれない過去や、トラウマを抱えながらも、死者に対して敬意をはらう。時に遺族と衝突しながらも、最善の形で死者を送りだす。「失った心のために喪に服す」。はっとする言葉だ。身体は生きていても、心が死んでしまうこともある。自分に白真珠を身に着けることを許せた女性社員の笹島と粋なメガネ男子の社員の木崎の二人の将来に幸多かれ。

  • ギャグ側の宮木さんかなーと思ったら結構ドロンドロンしてて、でも終わりはさっぱりしてて良かった。
    ところどころ、女に家事押しつけんなよーとか、精神的DV的な男にはっきりノーと言い切っているところとか、女性蔑視、とかやっぱり好きな考え方だな、と思う。
    木崎いい奴だから笹島さんとも上手くいくと願ってます。笹島の母親がちょっとネックかなとは思う。
    ゴローが結構好きよ。
    好みの問題なんですけどこのイラスト表紙があまり合ってないように感じてしまった。

    「セレモニー黒真珠」のっけから元風俗嬢とか重すぎる。好きな人の結婚式と葬式と、どっちが辛いだろうか。好きな人いなかったからわからんけど。
    「木崎の秘密」田舎ではありがち、体面考えて嫁に介護丸投げ。親戚がそんな状態だったので感情移入してしまった。嫁さんかわいそうだったな。
    「主なき葬儀」川越が怖すぎる。ゴローかっこいいだろ。叔母さんの腐り果て具合がリアルすぎて。それでも大学に行くと決めた妹尾がカッコ良すぎる。
    「セレモニー白真珠」笹島の過去が重たすぎるし元恋人の最後の一撃がヤバすぎるし本当こんな奴いるかもしれんなーという。ただ、「家庭崩壊した人間は家庭を持ちたがる」には否、と思った。
    「あたしのおにいちゃん」ちょっと妹病的かな、と思ったけどこの本全体的に病的な人ばっかだった。「もうすぐ二十歳だとアリスでいることも許されない」そうね。
    「はじめてのお葬式」新潟県の描写があるあるすぎて笑った。東京の怖さわかってない!とか私も言いそう。作者さん、新潟県に親戚でもいらっしゃるのだろうか?かすかに痛みの伴う、でもどこかさわやかな終わりだった。

  • 町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台に、アラサー女子・笹島、メガネ男子・木崎、謎の新人女子・妹尾が織り成す連作短編集。
    面白かった!!
    登場人物それぞれの人生と絡ませながら、重くもなく、良い話に偏ることなく、コメディ要素もあって、とてもバランスの良い作品。
    得てして、お涙頂戴、良い話系に陥りがちなテーマなのだが、この著者の力量はすごいと思う。
    (図書館)

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