好き、だった。 はじめての失恋、七つの話。(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫 ダ・ヴィンチ た 4-2)

  • メディアファクトリー
3.05
  • (18)
  • (82)
  • (203)
  • (70)
  • (14)
本棚登録 : 1409
感想 : 154
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840132367

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すんなり読める、短編集。

    「そんなの構わない」というフレーズと、『はじめてのお葬式』の話が好き。

  • 旅のお供に。失恋にまつわるアンソロジー。有川浩が入ってたので借りた。すぐ読めそうだったし。有川浩以外には宮木あや子以外は初。そして初の人達は正直短編としてまとまってないというか。作りが荒い。でも紺野キリフキのは好きな感じ。まとまって本になってるそうだから読もう。何かちょっと怖かったけど。あと、これも失恋のくくりなのか、と思うけど。宮木あや子のも本になってるそうだから読もう。こっちは分かりやすくて害がない感じ。中学生向けみたいな話だった。しかし、思った以上にすかすかな本で、あっという間に読めた。

  • 人生初の大切な失恋のアンソロジー。双子の兄の婚約者を好きになってしまったり、初恋の人が死んでしまったり、不倫だったり、どれもハッピーエンドではないのに読後感が良い。せつなさが身に沁みるからだろうか。

  • 有川浩さんと初めとする七人の人気作家が「失恋」をテーマに描く、短編アンソロジー。

    "終わった恋、始まらなかった恋、始めてはいけなかった恋……七人七色の失恋のカタチ。はじめての失恋には、恋愛のすべてがつまっている。"

    「失恋」と言いながらも、「ん?」と思うようなトリッキーな作品もあって、かなりクセの強いアンソロジーになっています。
    冒頭の有川浩さんのような作品を期待して読み進めるとガッカリするかもしれません。

    7つの作品の内、読んでいて失恋体質(?)の私に一番あった作品は有川浩さんの「失恋の演算」。
    双子の兄の婚約者、「手に入ってはいけない人」を好きになった弟の失恋物語。
    有川浩さんの作品は、「人を好きになる」ってことを良く知っているなぁと改めて感心。双子の弟がどうしてこの人を好きになったかの理由が大好き。

    宮木あや子さんの「はじめてのお葬式」は、転校していった「ちょっと気になる男の子」の死による別れを描いた短編。
    目一杯辛い別れの中で、"次ぎに向かう生"が素敵な作品だと思います。

    失恋をテーマとした作品の中では異色だったのが紺野キリフキさんの「とげ抜き師」
    とげを抜く仕事、という不思議な世界感に触れて、他の作品も読んでみたいという思いを抱きました。

    アンソロジーとしてはまとまりがなくて、ちょっと残念な感じ。
    もう少しガッツリと「失恋」を味わいたい気分です。

  • 有川浩の「失恋の演算」が面白かったです。

    タイトルが失恋の話になっているけど、どのへんが恋の話なのかよくわからないのもあった。

  • Hit and miss.

  • 人気作家7名の失恋アンソロジー。

    有川浩と宮木あや子よかったなー。って、口コミみたらみんな同じこと言ってる(゜o゜)

    有川浩「失恋の演算」
    双子の兄の婚約者に恋をしてしまう物語。-好きになったのは、手に入ってはいけない人だった
    彼女の本は『レインツリーの国』しか読んでいないけれど、やはり文章が魅力的。本当に気づいたら終わっていて驚く(短編集というのもあうけれど)。
    最後の弟と兄貴の会話がかっこいい。特に弟の心情は共感できることが多々ある。うーん、おもしろい。

    宮木あやこ「はじめてのお葬式」
    好きだった人が交通事故で亡くなってしまう物語。-好きって気がついたけど、村崎君は遠くに行ってしまった。
    登場人物のほとんどが魅力的。
    いないはずの村崎にむかって実は好きだったことをいうところ(pp.213-214)は涙がこみ上げてくる。
    最後の一言もまたいい。

    初めての失恋にふさわしい素晴らしい葬式だったと思う。(中略)ひとつひとつの失恋に儀式があったとしたら、その儀式をする業者は儲かる p.216

    (まっちー)

  • 有川さんの作品が読みたくて購入。
    やっぱり有川さんの文章が大好き。

  • 有川浩、宮木あや子目当て。

    宮木あや子の「はじめてのお葬式」は『セレモニー黒真珠』の人々が出てきて、おもしろかった。

  • 失恋をテーマにした短編集。でも人によってまるきり毛並みが違うのが面白い。
    本当に短編で、あっさり読めるものが多いです。あっさりすぎて、こってり好きな人は物足りないかもしれません。
    恋愛ものが好きだけどあまり本を読まない、という人にプレゼントしてはいかがでしょうか。
    おすすめは宮木あや子さんの「はじめてのお葬式」です。

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

有川浩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×