- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840135870
作品紹介・あらすじ
貴樹和貴の部屋に腐れ縁の田辺川涙が押し掛け、ふぁんしーなステッキを取り出して叫んだ。「へんっしんっ☆」-瞬間、和貴の目の前で光に包まれる田辺川涙の姿は全裸のシルエットを経て、なんというか「魔法少女」としか形容できない姿になる。…そして、和貴の不条理な日々が始まる!しかも。田辺川涙は、和貴を振り回すことになる"1人目"にすぎなかったのだ!!やがて謎の結界に丸ごと覆われてしまうこの街の中心で、和貴が採る"選択"は!?第6回新人賞佳作受賞の有望株、キラッ☆と華麗なるスタート。
感想・レビュー・書評
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全3巻完結。キラキラタイトルを裏切る、硬質でグロい作品でした。それにメインヒロイン田辺川涙の「いかにも」「…でおなじみの」等々とぼけた口調と、サブヒロインの水粂水萌の独善極まる言動が加わり、何ともいえないテイストでした。
2巻後半から唐突に登場する近藤・コニー・操が可愛いし、割りと核心的な事を言っているような気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
娘の本棚から借りて読みました。
ライトノベルらしい展開でした。 -
面白かった。かなり人によって好みが分かれそうだし、ロリコンとSが趣味でない人にはどうなんだろうとかあるかもしれないけど、面白い構成のストーリー作りだと思った。
ライトノベルっぽくて良いと思います。 -
ヒロイン(?)その2のあんまりなキャラクター性に投げ出しそうになりましたが、こういうのも需要があるんでしょうね……
ドSとか、そんな生やさしいもんじゃねぇ……もっと恐ろしい何かだったぜ…… -
仮免許中の魔法少女の使い魔にされてしまった少年が主役。ですが、ヒロイン2人の性格が個性的すぎて受け入れづらい(^^;
一方的に喋くりたおす田辺川、かなりうざいキャラです。田辺川と同じく見習い魔法使いである水粂さんの理不尽な暴力が…。
この2人のキャラのパワーだけでなんとかなりたってる感じですかね。
キャラクターの掛け合いは勢いがあって楽しかったけれど、結局、何を伝えたいのかが良くわからなかった。主人公キャラが薄すぎかな。 -
とりあえず、ドS魔法少女の言動が酷すぎて引いた。
彼女のその行動背景だのについては、ちゃんと物語の中にて説明はされるので、作者の意図的なのは判るので納得はできるにしても。
全体として、キャラクターは非常に良く立っている。
言動は、ラノベ的というかアニメ的と言うか特徴的に過ぎ、アニメ的な意味でイメージはしやすい。。
そして各人のポリシーの為に深く踏み込まず、世界設定もさらっと流すので、話として読みやすくはあった。
続きがあるような終わり方だし、次がないとドSさんはキャラとして酷いままだけれど、無駄に続けるよりはここで終わった方が良いようにも思ったり。 -
自分が魔法少女「見習い」だと打ち明け、試験に合格するために協力を要請してきた友人。主人公はそれを受け入れて…
MFJ新人賞2作とGA新人賞の3作受賞でデビューの著者。多産がラノベ作家になる条件と聞くが、その点では心配が無さそうである。
先月発売の『ふぉっくすている?』は好みではなかったが、こちらはとても面白い。前作で切らなくて良かった。
ややメタな魔法少女モノ。
機密の国家資格として「魔法少女」が存在する世界。主人公を傍観者的な立場に置き、「あなたが知る必要はありません」と世界設定の説明を省略したお陰でテンポ良く進む。
テンポが良いもうひとつの要因が、主人公の性格設定と思われる。
「頼まれたら断らない」と「一度決めたら最後までやり遂げる」。この2つのお陰で、超常事態に巻き込まれた際に起きる混乱や葛藤部分がほとんどカットされている。
性格というよりも自分に強制したルールのように確固としており、普通に考えたら歪なくらいである。「というのも、主人公には~~という過去があり…」のような設定があるのかもしれないが、こちらもバッサリと省略。お陰でサクサク進む。(逆に『ふぉっくすている』では、そこに主題を置いたため、ウザいのなんの…)
作品の深みは薄れるのかもしれないが、娯楽作と割り切って考えれば大正解だと思う。
ダブルヒロイン制で、力の一号、技の二号。
あきらかに噛ませになっているが、個人的には二号の水粂さんを応援したい。踏まれたい。ビンタされたい。そして飴を頂きたい。
とにかく可愛いくて楽しい。各キャラの決まり文句もクセになる。お勧め。