- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840138857
感想・レビュー・書評
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しぶちん(倹約家)地元民を公言する著者の京都ガイド本。
旅人ではなく住民としての目で、京都のねうちもん(値段以上にもとをとった感のあるもの)を紹介しています。
親しみやすいイラストで、知り合いに地元のオススメを案内してもらっている感じ。
関西人は、なかなかお金にシビアだといいますが、いつもお金を出し渋っているわけではなく、満足度の高いものには、手放しで高い評価をつけています。
鋭い切り口で「ねうちモン」と「はずれモン」を紹介していく、メリハリがある読みやすさ。
神社で売られるお守りは、(えっ?なぜ?)と、モヤモヤするものも多いのですが、それを
「神社としてのプライドをかなぐり捨てた星座お守り」(地主神社)
「血液型別キティちゃんおまもりなんて、売ってていいのか金閣寺」
とバッサリ斬っており、(そうそう!)とスッキリしました。
本音ベースで書かれた本だということが伝わってきます。
入ってみたくなったお勧めのお店を何軒かチェックしました。
素敵な古都、京都を訪れた時には、できればハズレ店でイケズをされずに過ごしたいものです。
弘法さんの日限定の、「鮒末」のまむし(うな丼)や、京都での元祖とされる矢野自作園の抹茶アイスクリームを、食べてみたくなりました。
この著者が出している『しぶちん京都』は、もっとアクが濃そうですが、読んでみようと思います。 -
タイトルどおり。使えます。
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何度も言うが、グレゴリ青山さんは家の近所の出だ。
学年も近いと思う。
地元の人にしかわからないディープな情報が出てきて
最も面白い京都案内である。
今回は観光客の為にねうちな京都の物を
いろんなジャンルから紹介している。
最後の章「ねうちもんとハズレもん」で
今どきカフェめしの悪口を書いているのは嬉しかった。
最近の京都観光本・ガイドブックでは
オシャレな京都のカフェがやたら誉めそやされているが
実は私は全てハズレであった。
そろそろ『京都ハズレもん』という本が出てもいいのではないか。 -
京都生まれのグレゴリさんによる京都「ねうちもん」ガイド。あ〜、こういうのを読むと「また京都で暮らしたい!」という思いがふつふつとわき上がってくる。
学生時代を過ごした街に、今また大学生の娘が住んでいるので、時々遊びに行く。大学近辺は小綺麗になったような気もするが、基本的に30年前とあんまり変わってないというのが泣かせる。語学のクラスの子とたまり場にして入り浸ってた店がそのまままだあって、行くたびに今度こそ入ろうと思うのだけど、まだその勇気が出せないでいる。
京都には他の土地にはない懐の深さがあると思う。それは住んでみてこその味わいであって、ああ本当にもう一度京都で暮らしたいなあ。 -
「キョースマ!」に連載されていた「ヨソさんといっしょ」も収録されている。
食事処、土産物屋さん、寺社仏閣など1000円以内で楽しめる場所がいっぱいで楽しかった。