僕にはまだ 友だちがいない 大人の友だちづくり奮闘記

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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840145848

作品紹介・あらすじ

中川学、35歳。気がつけば休日に遊ぶ人もなく、悩みを相談できる相手もいない毎日。大人になると、友だちづくりは切実な問題です。SNSを活用し、イベントに出かけ、近所のバーに繰り出し…。人付き合いの苦手な男が、不器用ながら懸命に友だちを探します。

感想・レビュー・書評

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  • NHKでドラマ化もされた漫画です。主人公が友人を作るために悪戦苦闘する話なんだけど、自分でも友人なんているかなぁ?みんなどうなんだろう。そんなに友人って必要なのかなぁ?でも徐々に関係を深めた隣人とのエンディングはなかなかいいですよ。
    男は年寄りになると引きこもりになるって言うし、人ごとじゃないかも。

    第1章 自分を見つめなおそう
    第2章 知らない世界へ踏み出そう
    第3章 身近なところを見直そう
    第4章 本音で語り合おう

    著者:中川学(1976-、北海道、漫画家)

  • 僕にはまだ 友だちがいない 大人の友だちづくり奮闘記。中川学先生の著書。友だちづくりや人付き合いが苦手な不器用な子どもは多いけれど、友だちをつくるのは年齢を重ねれば重ねるほど難しくなると思うから、そういった子どもは大人になっても友だちづくりや人付き合いが苦手な不器用な場合が多いのかも。友だちなんていなくてもいいと言う人も多いけれど、友だちがいないことに真剣に悩んでいる人にとっては友だちづくりも深刻な問題。

  • 病気になったことを機に漫画家になることを決意し、北海道から東京へと上京した著者。

    「人間いつ死ぬかわからないからこれからは好きなことをして生きていこう」

    1年後、ひとりで過ごす経験値ばかり積み、気づけば友だちがいない…こ、これはマズい!と友だちづくりへの行動を起こす…そんなコミックエッセイ。

    面白かった。
    絵は好みではないし、話題書だけれど楽しめるかなぁとちょっと心配しながら読み始めたんだけれど、面白かった。

    「私は自分が嫌いで、人嫌いです。他人に興味をもてないのです。」
    コラムでそう述べている中川さん。
    でも、倒れた酔っ払いのおじさんを起こしてあげる優しさもあるし、新しい場所へ飛び込んで他人と触れ合う努力ができる。
    おじさんを助けたことは優しさでも何でもなく当たり前のことかもしれない、けれど、その時居合わせた人々は皆見て見ぬふり。
    その中で動くことができたということ。
    人づきあいが得意でないひとが知らないひとへ話しかけることは勇気が必要で、そのことが何よりも中川さんの勇敢さを証明しているんじゃないだろうか。

    根っこに失敗もなんだかんだ楽しめる好奇心があるのかなと思わされる。
    色んなところで発揮している行動力がすごいと思った。

    そういった活動とともに描かれた、隣人B氏との交流。
    これは両想いっていうわけでもなさそうなんだけれど、この交流はこれからの友だちづくりへの大きな糧になったんだろうな。

    世界を変えるのは自分の一歩!

    そう強く感じる1冊でした。

  • コミック

  • 2015.01.26

    『くも漫』で中川さんを知り、北海道中札内出身ということで今大注目している漫画家さん。『くも漫』は何回も読み返しているお気に入りの漫画です。

    ふと図書館で注目の中川さんの名前を見つけ、ラッキー!と2冊借りたうちの1冊です。

    コミュ症の作者がなんとか友達を作ろうと奮闘する姿に自分の切ない思い出が重なりました。
    大人になればなるほど、心を開いて話せる友達を作る機会って減りますよね…みんな結婚して友達作る機会も減るし…。
    とはいえ、同じアパートに同じ志を持つ仲間が5人もいるんだから、Bさんだけにこだらわず、他の3人とは友達にはなれなかったのでしょうか…(作中ではあえてBさんだけにスポットをあてたのかもしれませんが)
    Bさんとは今でも良い交流が続いていることを願って…

  • 著者は、北海道出身。35歳。2010年、漫画家志望の若者に格安で住居を提供するトキワ壮プロジェクトに応募して状況。現在はアルバイトをしながら漫画を描いては、人生を模索する日々。

    35歳。独身。
    漫画家を目指し、それだけは食べてはいけず、アルバイトをしながら頑張っているような頑張っていないような。

    そんな彼にも大きな悩みが・・。
    土日は基本一人。
    一人映画は当たり前、一人焼肉、一人〇〇等友達がゼロ。そんな彼が現状及び今後に不安を抱き友達つくりに奔走するコミックエッセイ。

    私はたくさんの友達がいます。
    という人は一握りだと思う。私も家族以外で気軽に土日に遊びにいく関係の友達は歳をとるにつれて少なくなってきた。

    他人事では友だちをつくるという行為。
    彼のすごいところはやはり行動力。
    自己啓発の本からそれを模索したり、オフ会に参加したり、バーに行ったり、隣人との関係を修復したりと多くの努力がみられる。

    結果としては当たり前のことをきちんとすることが一番大事。

    何事も基本が大切。

  • 面白かった。こじらせる話かと思ったがすごく真っ当でかつ真面目に取り組んでいたので、良かった良かったなーと思った。

  • 916

  • 同世代の作者、中川学さん。冷静な自己分析で綴る前半は、友だちとはなんぞやで悩んできた私にとって、残念ながらダメ部類に値する人間性を指摘され苦笑した部分もありました。笑。作家や映画の引用が面白い。また、自分に素直で友だちがほしい!と勇気を振り絞ったり、行動に移す姿が、見ていて本当に応援しちゃいました。あとは、人間は結構ダメでもなんとかなるものなんだなぁ、とマジで思う。

  • 大人になるって友達を作るのが難しくなることなんだなと痛感する本。

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著者プロフィール

中川 学(なかがわ まなぶ)
医療法人 邦徳会 邦和病院 副院長。
1982年 関西医科大学卒業
1984年 和歌山県国保古座川病院(外科整形外科)
1990年 関西医科大学 大学院博士課程修了 (医学博士)
1995年 医療法人沖縄徳洲会 神戸徳洲会病院外科部長 (外科学会・消化器外科学会:認定医・専門医・指導医)
1998年 関西医科大学第一外科講師
2000年 和歌山県海南市 琴仁会 石本病院副院長(血液浄化療法に携わる)
2008~2014年 大阪府内科医会 臨床内科推薦医
2015年 大阪府堺市 邦徳会 邦和病院(副院長)(救急医療・脳疾患・整形外科疾患に携わる)
2020年新型コロナ感染症に取り組む
外科一般・麻酔標榜医・血液浄化療法(HD/CHDF~ECMO)・NST医師・産業医

得意分野
内視鏡検査(気管支・消化管・膀胱等)・胸腹腔下手術
著書:臨床を科学するシリーズ コロナを知って知識武装

「2023年 『新型コロナ後遺症に向き合う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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