- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840150347
感想・レビュー・書評
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すごく良かった。
1巻の最初で花火が出たときには、あぁ、と思ったけど、こんな直接的な繋がりがあるとは思わなかった。
すごい良い作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
過不足全くない。良作。絵柄で損をしているようで、していない。
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切なくて、爽やかで、まっすぐ。
そんな余韻を残したこの漫画は、
たぶんここ最近読んだ中で
圧倒的に印象の強い物語だ。
ふたつのスピカが大好きで、
そこからこの漫画の存在を知った。
知ってから随分たって読了したけど、
それが"今"で良かったと思う。
悩んでばかりで、悶々として、
生きていくことに嫌気さえさしていて、
そんな時にふとこの漫画を手に取って。
彼らの、彼女らの"まっすぐ"に
胸を打たれた。
それぞれの志が互いにぶつかることになっても、それでも貫く。2人が対峙する場面は涙が溢れてしまった。
スピカに繋がるところは
嬉しいサプライズ。
柳沼さんの描く人たちはみんなあったかくて、血が通っていることを感じる。
まっすぐに、
己の誇りは何だと問いながら、
これからを生きていこうと思う。 -
最終巻です。
亡国の若君は国に殉じた亡霊たちと廃城と共に滅びるしかなかったのでしょうか? 戦国の世も終わり、治める国も民もいないというのにと遣る瀬無い気持ちになります。独りだけ生き延びてしまった罪悪感に苛まれたのだとは思いますが。
時代に取り残されてゆく武士道というものに虚しさと物悲しさを感じますね。
『ふたつのスピカ』に繋がる仕掛けは嬉しい驚きでした。 -
意外にも、つながってた。
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帯を見てもう完結なのかと驚いたけど意図がわかってみると納得。そうかあ、あれにそうつながるのかあ、と。んーでも、登場人物が魅力的だったから、彼らの成長をじっくり描いた長編も読んでみたかった気がする。