ノウェム (電撃文庫 ふ 3-8)

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 157
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840222761

作品紹介・あらすじ

おのが観察する事象の成り立ちやその行方を、万象を司る五元素の運行になぞらえて見切る技、五行算法の使い手-趙五行。趙に率いられた達人たちに囲まれて育った燕児は、ある日、運命的な出会いを果たす。その相手とは、違い昔に滅びし神々-"震人"に関わる者だった!運命の少女と少年は出会い、そして歯車は動き始める…!"勁力"と呼ばれる超常の力、鍛えぬかれた身体、恐るべき武器の数々-全てが渾然一体となったとき、ひとつの世界が現出する…!!鬼才が描く超絶武術ファンタジー、登場。

感想・レビュー・書評

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  • あとがきにも記載がありますが、武侠的小説となります。

    武侠小説なので、舞台も中華的になっています。

    酒、女、喧嘩がちょいちょい出てくるのも武侠小説的ですね。

    武侠小説を読んだことがなければ、香港のアクション映画の雰囲気を想像しながら読むと良いかもしれませんね。

    気功、経絡、点穴、幇会、食客などなど、そういった言葉が気になる人は読んでみるのもいいかと思います。

    主要な登場人物は、二刀流の男装少女「燕児」、猿のように変身してしまう少年「九郎」、飲む打つ買うを体現したかのような燕児の叔父「趙五行」、1日10人殺す誓いを立てて居る凶悪な男「罪炎」ですかね。

    他にも目立つキャラは居ますけどね。名前付きのキャラはしっかりとした個性があります。

    基本的にアクション小説なので、あらすじを書こうと思ったら、ほぼすべてを書くことになっちゃうので、あらすじはわざと書きません。罪炎登場は後半だったりするし。

    メインキャラが死ぬことはないですが、モブキャラは結構バンバン死んでいきますね。主に罪炎によって。

    ただの野生児だと思われていた九郎が、超古代の神々「震人」を関わりあるものだったけども、それについてはあんまり触れられてなかったような気がするので、もったいないかなぁとは思ったり。

    趙五行と罪炎が全部持っていっちゃうので…。

    面白かったし、アクション小説ってことで、ラノベの一般的な厚さの本だと思いますが、一気に読むことができますね。

  • 面白いが例によって未完。読むな

  • 表紙に惹かれて大昔に購入。続きそうな終わり方で次が気になる!けど出ない!全てのキャラがたっててみんな好き。
    最後の紫の変態以外。

  • 続きないのかな。読みやすい。ライトノベルらしい展開。

  • キノの旅の説明文は上手だったが、これは下手くそだなあと思った。
     男の子を装う燕児がいる。なのに、表紙の絵はしっかりと女の子で、女の子以外の何者でもない上に、表紙の内側(折込?)に書き込まれているのは、『運命の少女と少年は出会い……』
     いやはや、作者のせっかくの苦労(??)をぶち壊しだ。
     誰だ、この内容説明を書いたのは?(当人だったら別に無夜が怒る筋合いでもないけどね)

     まあ中味は、名前でわかるように、和というより中華。チャイニーズファンタジー。気とか五行とか出てきます。戦闘主体はカンフーではなく、剣術。
     戦闘シーンに擬音が多くて、ちょっとのめりこみにくいんですが……。 
     鬼の腕のようなものを持つ九郎と、出生に曰くある燕児の物語。
     ちなみに、続き物らしい。なんら物事が解決していない。

     電撃は性に関する表現規制が比較的大らからしいな。富士見ってそういうところ潔癖っぽい。

  • 戦闘描写が丁寧で創意の感じられる秀逸なものとなっており、しっかりと物語の見せ場として機能している。一例を挙げれば「間髪入れず、よけた先に饅頭がもうひとつ飛んでいた。いや、趙五行は最初から、一度にふたつの饅頭を投げていたのだ。ふり上げ、ふり下ろす腕の動作にて、ふた打ちの飛び道具を一投に放つ”双燕連飛”の秘技。ふたつめの饅頭はさらに強力な、重厚な掌打のごとき内勁をはらんでいる(p19)」など、ただ単純に強い弱いではなく、ひと捻りした具体性があるからイメージが沸きやすい。

  • あらすじを読んで購入したけど、満足度は低め。

  • 未読ラノベを片そう第三弾。<br>
    ラノベの武侠小説ねえ。<br>
    やってみようという心意気はどんとこいなのですが、コケオドシに近くね?<br>
    軽〜〜〜〜く読めて、アクション満載がご希望ならどうぞ、ってトコでしょうか。

  • ブラックロッドシリーズなどで知られる古橋秀之氏が描く超絶武侠小説、ここに開幕。


    震人とは?

    玄城に待ち受ける脅威とは?

    BOY MEET GIRLから物語は動き出した!!

    とにかくアクションが小気味良い。

  • 続きが気になるんだけどなーー・・・

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著者プロフィール

第2回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞。『ブラックロッド』(電撃文庫)でデビュー。著書多数。

「2017年 『ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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